色の名前Japan Color Name | 千歳緑(ちとせみどり) |
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ローマ字Romanized | Chitosemidori |
RGB | R:35 G:71 B:9 |
CMYK | C:81 M:55 Y:100 K:15 |
Web カラーHex triplet | |
誕辰色 | 2月27日 |
色の説明
千歳緑(ちとせみどり)とは、松の葉の緑のような濃く暗い緑色のことです。
別に「せんざいみどり」「せんざいりょく」とも読まれます。
不老不死や縁起の良さを表す常盤(ときわ)の松という表現があるように、四季の移ろいの中でいつも変わらぬ緑の葉をつける松は、長寿と不変の象徴でした。
千歳緑は、それにあやかり千年の後も変わらない緑の意を示す縁起の良い色名です。
藍と刈安のかけあわせで染められたものと思われます。
ちなみに、千歳緑の派生色として『千歳茶 』『仙斎茶 』があります。
-読み:ちとせみどり-
「千歳の松の深緑を、幾度ともなく重ねたる。多さはこちたく、
同じ色なる象眼の表着、<略>浸れる松の深緑の心へばぞ、
(縫物に)せられたる。童も同じ色にて。」
『狭衣物語』源頼国女著。康平年間(一◯五八〜六四)とも。
[Explanation of a color]
The Chitosemidori, is a dark dark green like the green leaf pine.It is also read as "chitose green" and "senzairyoku".
So that there is expression of pine Tokiwa representing the goodness of luck and immortality, to attach a pine green leaves abiding always in transitory seasons, was a symbol of constancy and longevity. Chitose green is the color name auspicious indicating the will of the green which does not change even after a thousand years Ayakari to it.
I is thought as being dyed with multiplying of Kariyasu and indigo.
By the way, there are "千歳茶 (Senzaicha)" and "仙斎茶(Senzaicha)" as derived colors of Chitose Green.
-read: Chitosemidori-
参考文献
- 長崎盛輝『新版 日本の伝統色 その色名と色調』青幻舎 ISBN-10:4861520711
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN-10:4879405493
- 内田 広由紀『定本 和の色事典』視覚デザイン研究所 ISBN-10:4881082035
注意事項
表示されている色(RGB値)は色の名前に対するおおよそものです。色名によっては広範囲の色を指す場合や文献・書籍等によっては解釈が異なる場合もありますのでご了承ください。 ご利用の環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。
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