‘植物の色’タグの一覧
‘植物の色’タグの日本の伝統色「52色」の一覧をご紹介します。
- ■深蘇芳-Fukakisuou(#740125)
深蘇芳(ふかきすおう)とは、濃い蘇芳染すおうぞめの色で暗く渋い紅色のことです。古くからの色名で、別に「ふかすおう」「こきすおう」とも読まれま …続きを読む - ■壺菫-Tsubosumire(#843779)
壺菫(つぼすみれ)とは、ツボスミレの花の花芯部のような渋く濃い紅紫色のことです。万葉時代の重かさねの色目に由来した色で、色目は「表・紫、裏・ …続きを読む - ■浅蘇芳-Asakisuo(#D1878B)
浅蘇芳(あさきすおう)とは、蘇芳染ぞめの薄い色で明るく渋い紅色のことです。古くからの色名で、別に「あさすおう」とも読まれます。薄く染められた …続きを読む - ■青柳-Aoyagi(#7BAA17)
青柳(あおやぎ)とは、青みを増した春の柳の葉のような強い黄緑色のことです。古くからの色名で、元は平安時代の重色目に由来しています。ただし… …続きを読む - ■柳色-Yanagi-iro(#ADB445)
柳色(やなぎいろ)とは、初夏の柳の葉色を思わせる明るい黄緑色のことです。古くからの色名で、重色目や織色などにもその名が見られるなど、平安時代 …続きを読む - ■紅葉色-momiji-iro(#E2421F)
紅葉色(もみじいろ)とは、晩秋の赤く色づくカエデのようなあざやかな赤色のことです。古くからの色名で、もとは平安装束の重ねの色目『紅葉』に由来 …続きを読む - ■山葵色-Wasabi-iro(#8EC298)
山葵色(わさびいろ)とは、すり下ろした山葵のような薄い黄緑色のことです。江戸中期以降、山葵が庶民に普及するのに合わせて生まれた色名だと思われ …続きを読む - ■茅色-Kaya-iro(#C7B183)
茅色(かやいろ)とは、葺替えたばかりの茅葺屋根のようなわずかに赤みを帯びたくすんだ黄色のことです。別に『萱色』の字もあてられ、その名のとおり …続きを読む - ■桑の実色-Kuwanomi-iro(#550030)
桑の実色(くわのみいろ)とは、その名のとおり熟した桑の実のような暗い赤紫色のことです。桑の実を使って染められた色で、英名では『マルベリー』。 …続きを読む - ■小麦色-Komugi-iro(#E4A343)
小麦色(こむぎいろ)とは、小麦の殻粒のようなやわらかい赤みのある黄色のことです。「小麦色の肌」のように、綺麗に日焼けした健康的な肌色を形容す …続きを読む - ■若葉色-Wakaba-iro(#A4CA68)
若葉色(わかばいろ)とは、夏前の草木の若葉のようなやわらかい黄緑色のことです。「若葉」といえば春のイメージがありますが、季語としては夏。春の …続きを読む - ■薔薇色-Bara-iro(#E73275)
薔薇色(ばらいろ)とは、赤い薔薇の花のような鮮やかな紅色のことです。『そうびいろ』『しょうびしょく』とも読まれます。薔薇は中国から伝わり、平 …続きを読む - ■梔子色-Kuchinashi-iro(#FFD768)
梔子色(くちなしいろ)とは、クチナシの実で染めた、少し赤みのある黄色のことです。『支子色』の別表記。『不言色(いわぬいろ)』は同色。 ※ …続きを読む - ■若菜色-Wakana-iro(#CCDE68)
若菜色(わかないろ)とは、初春の若菜のような明るい黄緑色のことです。春先の山菜の色全体を指す爽やかな色ですが、「若菜」が「春の七草」の別名で …続きを読む - ■若緑-Wakamidori(#A5CD89)
若緑(わかみどり)とは、みずみずしい松の若葉のような明るく浅い黄緑色のことです。江戸時代からの色名。「若緑」は晩春の季語で本来は「松の新芽」 …続きを読む - ■裏葉色-Uraha-iro(#A4C2A9)
裏葉色(うらはいろ)とは、木の葉や草の葉裏のような渋くくすんだ薄緑色のことです。別に「うらばいろ」とも。『草色』を薄めた染色に付けられた色名 …続きを読む - ■薄柳-Usuyanagi(#E0E7AA)
薄柳(うすやなぎ)とは、春の日差しを受けた柳の若葉のような淡い黄緑色のことです。 江戸時代に登場した『柳染』の派生色。薄く染めた柳染で春の淡 …続きを読む - ■淡黄蘗-Usukihada(#F9F1C0)
淡黄蘗(うすきはだ)とは、黄蘗染めの薄い色で明るく淡い黄色のことです。薄い黄色を表す『淡黄』よりも更に薄い色になります。ちなみに『黄蘗』は『 …続きを読む - ■紫檀色-Shitan-iro(#6A1435)
紫檀色(したんいろ)とは、紫檀の材のような深く暗い赤みの紫色のことです。紫檀とはインド、スリランカ原産のマメ科の常緑高木で、日本では『鉄刀木 …続きを読む - ■榛摺-Harizuri(#79520B)
榛摺 (はりずり)とは、榛の木の実や樹皮で染めた深く渋い橙色のことです。万葉の時代から見られる色名で、平安時代の格式『延喜式』では... …続きを読む - ■若芽色-Wakame-iro(#E8EC98)
若芽色(わかめいろ)とは、植物の若い芽のような淡い黄緑色のことです。早春に生え出て間もない草木の芽の色を「若」と「芽」を重ねて強調した色名で …続きを読む - ■若草色-Wakakusa-iro(#ABC900)
若草色(わかくさいろ)とは、早春に芽吹いた若草のようなあざやかな黄緑のことです。古くから見られる伝統的な色で、もとは平安装束の重の色目『若草 …続きを読む - ■柚葉色-Yuzuha-iro(#006543)
柚葉色(ゆずはいろ)とは、濃く暗い緑色のことです。文字通り柚子の葉に由来する色で、別に「ゆばいろ」とも読まれます。 柚子はミカン属の常緑小 …続きを読む - ■柳緑-Ryuuryoku(#7BAA17)
柳緑(りゅうりょく)とは、青々とした新緑の柳のような青みの強い黄緑色のことです。禅語の『柳緑花紅』という言葉が出典。元は中国の詩人「蘇軾」の …続きを読む - ■草色-Kusa-iro(#7B8D42)
草色(くさいろ)とは、若草が色濃くなったようなくすみのある濃い黄緑色のことです。みずみずしい『若草色』が濃くなると草色になりました。古くから …続きを読む - ■亜麻色-Ama-iro(#C7B897)
亜麻色(あまいろ)とは、亜麻を紡いだ糸の色のような黄色がかった薄茶色のことです。日本古来の色ではなく明治以降に使われるようになった比較的に新 …続きを読む - ■老緑-Oimidori(#405C36)
老緑(おいみどり)とは、老松の葉のような灰みを帯びた深い緑色のことです。常緑針葉高木の松が年輪を重ねて年を経たものを「老松」と呼びますが、そ …続きを読む - ■左伊多津万色-Saitaduma-iro(#327131)
左伊多津万色(さいたづまいろ)とは、よく育った虎杖の葉のような黄味を含んだ濃い緑色のことです。左伊多津万とは「虎杖」の古名。『万葉集』にもそ …続きを読む - ■裏葉柳-Urahayanagi(#C1D8AC)
裏葉柳(うらはやなぎ)とは、淡い黄味を含んだ薄い緑色のことです。別名「裏柳」とも。 柳の葉裏の薄い緑色を表現した染めの色です。 …続きを読む - ■若苗色-Wakanae-iro(#C7DC68)
若苗色(わかなえいろ)とは、田植えの時期の若い苗のような新鮮な黄緑色のことです。若苗色の出典は古く、夏の色として平安時代から使われてきました …続きを読む - ■海松色-Miru-iro(#596327)
海松色(みるいろ)とは、海藻の海松の色を表した茶みを帯びた深い黄緑色のことです。「海松」の名は万葉の頃より見られますが、服色名として定着する …続きを読む - ■玉蜀黍色-Toumorokoshi-iro(#EEC362)
玉蜀黍色(とうもろこしいろ)とは、とうもろこしの実の色のような温かみのある浅い黄色のことです。別名「もろこしいろ」とも呼ばれ、江戸中期に流行 …続きを読む - ■蒸栗色-Mushikuri-iro(#EFEACC)
蒸栗色(むしくりいろ)とは、蒸した栗の皮を向いた実のような、緑みがかった淡い黄色のことです。栗の実に由来する色といえば赤茶色の『栗色』や『栗 …続きを読む - ■蘇芳-Suo(#a84562)
蘇芳色(すおういろ)とは黒味を帯びた赤色で、蘇方色、蘇枋色とも書きます。蘇芳とは染料となる植物の名前で、この色はこれをアルカリ性水溶液で媒染 …続きを読む - ■千草色-Chigusa-iro(#3A8FB7)
千草色(ちぐさいろ)とは、わずかに緑味を帯びた明るい青色のことです。色名の千草とは鴨頭草から転訛した名で露草のこと。藍染による浅葱色と花色の …続きを読む - ■瑠璃紺-Rurikon(#224B8F)
瑠璃紺(るりこん)とは、瑠璃色がかった紺色の意味で、深い紫味の青色のことです。別名「紺瑠璃」とも。仏の髪や仏国土などの色として経典にも見られ …続きを読む - ■菜の花色-Nanohana-iro(#FCD900)
菜の花色(なのはないろ)とは、油菜 あぶらなの花色のような、明るく鮮やかな黄色のことです。 別に『菜種色』とも呼ばれましたが、菜種油の色に因 …続きを読む - ■胡桃色-Kurumi-iro(#A86F4C)
胡桃色(くるみいろ)とは、胡桃の木の皮や実の外皮、あるいは根の皮などを使って染めた黄褐色のことです。 …続きを読む - ■裏柳-Urayanagi(#C1D8AC)
裏柳(うらやなぎ)とは、柳の葉裏の色からきた色名で淡い黄緑色のことです。「裏葉柳」の別名もあります。 …続きを読む - ■老竹色-Oitake-iro(#769164)
老竹色(おいたけいろ)は、年を経た意味の灰味をおびた老竹のような、ややくすんで灰色がかった緑色のことです。若々しくみずみずしい若竹色や青竹色 …続きを読む - ■檳榔子染-Binroujizome(#433D3C)
檳榔子染(びんろうじぞめ)とは、檳榔子染は檳榔樹の実を染料として染めた黒褐色のことです。きわめて気品のある色で別名『檳榔子黒』とも呼ばれまし …続きを読む - ■苗色-Naeiro(#B0CA71)
苗色(なえいろ)とは、稲の苗のような淡い感じの緑色で、萌葱色の明るい色のことです。夏の色として平安時代から使われてきました。 …続きを読む - ■鴨頭草-Tsukikusa(#68a5da)
鴨頭草(つきくさ)とは、友禅染の下絵に用いられていた青花紙の濃い青色のことです。鴨頭草とは露草(つゆくさ)の古名であり、この草の花弁の色素を …続きを読む - ■茄子紺-Nasukon(#3b0e4b)
茄子紺(なすこん)とは、夏野菜として親しまれている茄子の実のような赤みの濃い紺色のことです。『茄子紺』は、藍染めの『濃色(こいろ)』に『蘇芳 …続きを読む - ■苔色-Koke-iro(#78882d)
苔色(こけいろ)とは、苔のような深く渋い黄緑色のことです。色名の由来はもちろん苔の色から。由緒ある色名ですが、現代ではモスグリーンのほうが一 …続きを読む - ■木賊色-Tokusa-iro(#22825D)
木賊色(とくさいろ)とは、木賊の茎のような青みがかった濃い緑色のことです。別名を『陰萌黄』とも。鎌倉以前からある伝統色名で、『宇治拾遺物語』 …続きを読む - ■菜種油色-Nataneabura-iro(#DEC031)
菜種油色(なたねあぶらいろ)は、菜種から搾った菜種油のような緑みの深い黄色のことです。菜種とは、あぶらなの種のことです。 …続きを読む - ■黄朽葉-Kikuchiba(#d3a243)
黄朽葉(きくちば)とは、晩秋の黄ばんだ枯れ葉の色を表したような黄褐色のことです。『赤朽葉』、『青朽葉』と共に『朽葉色』の変相色のひとつ。『淡 …続きを読む - ■鬱金色-Ukon-iro(#F7C229)
鬱金色(うこんいろ)とは、鬱金草の根で染めた赤みの鮮やかな黄色のことです。英名では『ターメリック』。派手で目立つ色が好まれた江戸前期頃には、 …続きを読む - ■赤橙-AkaDaidai(#EA5506)
赤橙(あかだいだい)とは、一般にやや赤味の濃い橙色のことです。せきとう色ともいいます。 …続きを読む - ■紅色-Beni-iro(#E1344C)
紅色(べにいろ)とは、紅花の濃染による鮮やかな赤色のことです。または色料の三原色CMYのM100%『マゼンタ』を指す場合もあります。別に「く …続きを読む - ■支子色-Kuchinashi-iro(#FFD768)
支子色(くちなしいろ)とは、クチナシの実で染めた、少し赤みのある黄色のことです。別に『梔子色』とも表記し、色合いの赤みの濃淡にはやや幅があり …続きを読む