色の名前Japan Color Name | 榛摺(はりずり) |
---|---|
ローマ字Romanized | harizuri |
RGB | R:95 G:20 B:B |
CMYK | C:00 M:40 Y:80 K:65 |
Web カラーHex triplet |
色の説明
榛摺 (はりずり)とは、榛 の木の実や樹皮で染めた深く渋い橙色のことです。古くから見られる色名で、万葉集にもその名が詠まれています。平安時代の格式『延喜式 』では、「鎮魂斎服。神祇官の伯已下。弾琴已上十三人。榛摺ノ帛袍十三領」との記載があり、最服の色とされていました。
榛 の木はカバノキ科の落葉高木。「はりのき」とも。湿原のような過湿地において森林を形成する数少ない樹木で、松かさ状の果実は橡 とともに古くから染色に用いられ親しまれてきました。初めは榛の実の熟したものを蒸し焼きにして黒灰を作り、膠 汁を加えて黒染を行っていましたが、後に煎汁と鉄媒染によって黒褐色に染めるようになりました。
[caption id="attachment_5972" align="alignnone" width="300"]榛の木(はんのき)[/caption]
延喜式(えんぎしき)
延喜式とは、平安時代初期にまとめられた禁中の儀式や規則などを記した50巻にものぼる法令集。三代格式の一つ。延喜五年 (九〇五) 、左大臣藤原忠平らが醍醐天皇の命令により編集。延長五年 (九二七) 完成。古代政府の根本法令を補う形で、その後発布された施行細則を集大成したもの。
「縫殿寮 」の項目に、衣服や染色材料などについて詳細に記されている。
-読み:はりずり-
関連する色の紹介
[Explanation of a color]
The harizuri, it is a deeply bitter orange dyed with hazel solder of nuts and bark. In color name that can be seen from the era of Manyo, is described with in prestige of the Heian period "Engishiki" "Requiem Saifuku. Jingi-kan of the foil 已下. Dunkin ERROR thirteen people. Hashibamisurino taihou thirteen territory" Yes, it had been the most clothes of color.
Alder of Betulaceae deciduous trees. As "Harinoki". One of the few trees that form the forest in over wetlands, such as wetlands, pine cone-shaped fruit has been popular used in staining from ancient times with chestnut oak. Beginning to make a black ash in the steamed what was ripe for real hazel, I've gone black dyed by adding glue glue juice, it is now dyed in dark brown by decoction and iron mordant after.
-read: harizuri-
参考文献
- 長崎盛輝『新版 日本の伝統色 その色名と色調』青幻舎 ISBN-10:4861520711
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN-10:4879405493
- 内田 広由紀『定本 和の色事典』視覚デザイン研究所 ISBN-10:4881082035
注意事項
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