色の名前Japan Color Name | 金青(こんじょう) |
---|---|
ローマ字Romanized | konjou |
RGB | R:03 G:77 B:5 |
CMYK | C:100 M:63 Y:00 K:45 |
Web カラーHex triplet |
色の説明
金青(こんじょう)とは、古代の顔料の色で紫色を帯びた暗い上品な青色のことです。『紺青 』の古名。別に「きんせい」とも呼ばれます。
『金青』の名前は非常に古く、勅撰 史書「続日本紀 」の文武天皇二年(六九八)の条に「○乙酉。令近江国献金青。伊勢国朱砂雄黄。常陸国備前伊勢日向四国朱砂。安芸長門二国金青緑青。豊後国真朱。」との表記があり、赤系の『朱沙 』『真朱 』、黄系の『雄黄 』、緑系の『緑青 』とともに献上品として記録が残るほど貴重な顔料で、仏像や仏画の彩色になくてはならないものでした。
「藍銅鉱」という貴重な鉱物から作られるため「金」の字を冠していましたが、平安の頃に中国から同系色の『紺 』が伝わったのを期に『紺青』の表記になったと思われます。
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-読み:こんじょう-
関連する色の紹介
[Explanation of a color]
The Konjo is the color of an ancient pigment, a dark elegant blue with a purple tinge. It is the ancient name for "紺青. It is also called "Kinsei”.
The name "Konsei" is very old, and is mentioned in an article of the imperial history book "Shoku Nihongi," written in the second year of Emperor Bunmu's reign (698). It was such a precious pigment that it was recorded as a gift along with the red "Shusha" and "Masoho," the yellow "Yuuou," and the green "Rokushou.
Since it was made from a precious mineral called "indigo copper ore," it used to be called "金(gold)" but it is thought that it was changed to “紺青(Konjou)" when the similar color “紺(Non)" was introduced from China around the Heian period.
-read:konjou-
参考文献
- 長崎盛輝『新版 日本の伝統色 その色名と色調』青幻舎 ISBN-10:4861520711
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN-10:4879405493
- 内田 広由紀『定本 和の色事典』視覚デザイン研究所 ISBN-10:4881082035
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