色の名前Japan Color Name | 思色(おもいいろ) |
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ローマ字Romanized | Omoi-iro |
RGB | R:82 G:11 B:5 |
CMYK | C:34 M:97 Y:82 K:03 |
Web カラーHex triplet |
色の説明
思色(おもいいろ)とは、やや黄色みのある鮮やかな赤色のことです。『思ひの色』『思の色』とも表記し、『おもいのいろ』『おもひいろ』とも読まれます。『緋色 』の別称。
「思ひ」の「ひ」を火に、また、火を「緋 」にかけて生まれた色名で、心に熱く燃える情念の炎を色に例えたものです。
『思色』は色名としては非常に古く、「古今和歌集 」「新後撰和歌集 」などの和歌を始め、平安文学にもその名が見られます。
ただ、「思い(ひ)の色」は色名としてではなく「心に思っている様子」を指す言葉としても使われていますので、色名として使われているかどうかは前後の文脈から判断してください。
-読み:おもいいろ-
「耳なしの山のくちなしえてしがなおもひのいろの下染めにせん」
よみ人しらず 『古今和歌集』 雑体 一〇二六
関連する色の紹介
[Explanation of a color]
The Omoi-iro is a vivid red color with a slightly yellowish tinge. It is also read as "omoi no iro" and "omohi iro. It is another name for "scarlet hi-iro.
It is a color name derived from "hi" in "思ひ", meaning fire, and "hi-hi", meaning fire, and is a color that represents the flame of passion that burns in the heart.
Shikishiki" is a very old color name, and its name can be found in Heian literature, including waka poems in the Kokin Waka Shu (Anthology of Ancient and Modern Japanese Poetry) and the Shin Gosensen Waka Shu (Anthology of Newly Selected Japanese Poems).
However, "思い(Hi) no Iro" is also used not as a color name but as a term referring to "the state of being in one's mind," so please judge from the context before and after.
-read:Omoi-iro-
参考文献
- 長崎盛輝『新版 日本の伝統色 その色名と色調』青幻舎 ISBN-10:4861520711
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN-10:4879405493
- 内田 広由紀『定本 和の色事典』視覚デザイン研究所 ISBN-10:4881082035
注意事項
表示されている色(RGB値)は色の名前に対するおおよそものです。色名によっては広範囲の色を指す場合や文献・書籍等によっては解釈が異なる場合もありますのでご了承ください。 ご利用の環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。
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