色の名前Japan Color Name | 桜色(さくらいろ) |
---|---|
ローマ字Romanized | Sakura-iro |
RGB | R:EE G:EE B:D |
CMYK | C:0 M:5 Y:2 K:0 |
Web カラーHex triplet | |
誕辰色 | 4月1日 |
色の説明
桜色(さくらいろ)とは、桜の花弁にイメージされる赤みを含んだ淡い紅色のことです。紅染 めの中で、もっとも淡い色。ほんのり酔った女性の顔や皮膚が赤みをおびた様子にも使われることで知られています。
『桜色』の色名は平安時代より一般化し使われていますが、初出 は『古今和歌集 』の「桜色に衣は深く染めて着む 花の散りなむ後の形見に」です。ただし、もともとは色名のことではなく「桜の色に」と言うべきところを省略して表記したものでしょう。
なお、当時の桜といえば「山桜 」のことで、『桜色』も山桜の花の色に由来しています。
重 ねの色目としては、実物の花色に近く「表・白、裏・赤花」で、赤みをおびた若葉に淡い紅の桜花を表しています。
ちなみに、英語の桜色を意味する『チェリー』は、さくらんぼの果皮の色に由来する濃い赤色であり、日本の伝統色の『桜色』とは全くの別の色です。
-読み:さくらいろ-
「桜の細長に、つややかなる掻練(かいねり)取り添へては、姫君の御料なり」
『源氏物語』「玉髪」紫式部。
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桜の家紋の紹介
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[Explanation of a color]
The Sakura-iro, it is a pink that is image to cherry blossom petals. First appearance of the word called "cerise" it is thought "clothing in remembrance of free after such dust wearing no flowers dyed deep cherry color"'s past and present anthology of waka poems, but a place to be referred to as "the color of the cherry tree" originally it is believed that what was omitted. By the way, in a dark red derived from the color of the pericarp Cherry English "Cherry" is completely different from the cherry color.
-read: Sakura-iro-
参考文献
- 長崎盛輝『新版 日本の伝統色 その色名と色調』青幻舎 ISBN-10:4861520711
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN-10:4879405493
- 内田 広由紀『定本 和の色事典』視覚デザイン研究所 ISBN-10:4881082035
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