色の名前Japan Color Name | 薄色(うすいろ) |
---|---|
ローマ字Romanized | Usu-iro |
RGB | R:EB G:4B B:9 |
CMYK | C:25 M:35 Y:20 K:00 |
Web カラーHex triplet | |
誕辰色 | 9月14日 |
色の説明
薄色(うすいろ)とは、紫根に椿灰汁または明礬で染めた薄い紫色のことです。一般的に薄色といえば淡い色を指しますが、濃い紫を濃色(こいろ)というのに対し、淡い紫色を薄色とよびました。これは平安時代、紫が高貴な色であるため色の代表として扱われていたことによります。『延喜式』縫殿寮にはその染色法が書かれており、綾一疋を紫草五斤で染めるとあり、これは深紫を染める紫根の量の六分の一にすぎません。ちなみに、薄色は紫の色みが淡いので、禁色とはされませんでした。
延喜式(えんぎしき)
延喜式とは、平安時代初期にまとめられた禁中の儀式や規則などを記した50巻にものぼる法令集。三代格式の一つ。延喜五年 (九〇五) 、左大臣藤原忠平らが醍醐天皇の命令により編集。延長五年 (九二七) 完成。古代政府の根本法令を補う形で、その後発布された施行細則を集大成したもの。
「縫殿寮 」の項目に、衣服や染色材料などについて詳細に記されている。
-読み:うすいろ-
「白き袷、うす色の、なよよかなるを重ねて、晴れやかならぬ姿」
『源氏物語』「夕顔」紫式部。
関連色:紫、濃色
[Explanation of a color]
The Usu-iro, it is a thin purple dyed with alum or camellia lye in Lithospermum. Refers to the pale color Speaking of pale color in general, while the dark color of the dark purple, it was called a thin pale purple color. This is due to the fact that his team was treated as a representative of the color for the Heian period, purple is a royal color. The staining method has been written, "Engi-type" in the sewing hall dormitory, it has to be dyed with five loaves of Murasakikusa the Aya one small animal, and this is the only one sixth of the amount of Lithospermum to dye a deep purple. By the way, a light color so pale color only purple, it has not been and Kinjiki.
-read:Usu-iro-
参考文献
- 長崎盛輝『新版 日本の伝統色 その色名と色調』青幻舎 ISBN-10:4861520711
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN-10:4879405493
- 内田 広由紀『定本 和の色事典』視覚デザイン研究所 ISBN-10:4881082035
注意事項
表示されている色(RGB値)は色の名前に対するおおよそものです。色名によっては広範囲の色を指す場合や文献・書籍等によっては解釈が異なる場合もありますのでご了承ください。 ご利用の環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。
印刷などに伝統色を利用したい場合は、DICグラフィックス株式会社から発売されている日本の伝統色シリーズがオススメです。
Pinterestでシェアする際にご利用ください。
サイト運営者からのお願い
このサイトが気に入った、役に立ったと思われた方は、Amazon・楽天で買い物をする際はぜひ下記のバナーをタップしてからお買い物をお願いいたします。
こちらからお買い物をしていただきますと、価格の1%相当のポイントがサイトに入ります。もちろんその分、高くなるようなことはありません。
いただいたポイントは今後のサイト運営のための書籍代や運営費、モチベーションにつながりますので、ご協力いただけますと嬉しいです。