2026年5月22日
ナフサ不足と「目詰まり」発言を易で読む
困して言を信ぜず——言葉が届かない時に易は何を言うか
▌ 今回の時事
高市首相はナフサ(石油化学原料)の供給不安払拭に躍起となり、問題は「流通過程の目詰まり」と強調。しかしカルビーのポテトチップスが白黒包装に変更、カゴメのケチャップが透明パッケージに変更されるなど身近な商品への影響が続出。自民党内からも「現場では足りないという声しか聞かない」と政府説明への疑問が噴出している。出典:元記事を読む →
易子先生が引いた卦
第47卦
沢水困
たくすいこん
易子
ポテトチップスの袋が白黒になったのを見た時、わたしは「ああ、これが困の始まりね」と思ったの。
沢水困——湖の水が干上がる卦
沢水困。第47卦。上が兌(沢・湖)、下が坎(水・険)。湖の下に水があるのに、湖自体が干上がっている——あるはずのものが、上まで届いていない状態よ。
ナフサはある。首相も「供給は継続可能」と言っている。でも現場には届いていない。包材が変わり、生産が絞られ、棚が変わっていく。これがまさに「沢水困」の形ね。
困して言を信ぜず
困の卦には大切な言葉があるの——「困して言を信ぜず」。
困の時は、言葉が信じてもらえない。どれだけ正しいことを言っても、人は耳を貸さない。なぜかというと、目の前の現実が言葉より先に語りかけているから。
「目詰まりだ」「年を越えて供給できる」——首相がそう言っても、自民党内からすら「現場では足りないという声しか聞かない」という言葉が漏れてくる。困の時代が来ているのよ。
困は「徳の分かれ目」
でも易は、困を絶望の卦とは見ていないの。彖辞はこう言う——「困は、徳の分かれ目なり」。
困難の中でこそ、本当の力が試される。君子は困の時でも志を失わない——と易は言う。
高市政権にとって、このナフサ問題は「言葉で乗り越えられるか、行動で乗り越えるか」の分岐点ね。困の卦の教えは明快よ。
易子先生のひとこと
困の時にやってはいけないことが一つある。それは「言葉を重ねること」。
説明を増やすほど、信頼は薄れる。困の時に人を動かすのは言葉じゃなくて、目に見える行動と結果だけ。
ポテトチップスの袋が元の色に戻る日が、困の終わりよ。