2026年5月22日
トランプのポーランド増派を易で読む
国家の決断を動かしたのは、戦略ではなく「信」だった
▌ 今回の時事
トランプ米大統領が2026年5月21日、ポーランドへ5000人の追加部隊派遣を表明。欧州駐留部隊の縮小が予想されていた中での増派発表で、トランプ大統領は「ナブロツキ大統領との良好な関係」を理由として挙げた。ポーランド大統領選への関与・ホワイトハウス招待・9月の再会談での約束が今回の決定につながったとされる。出典:元記事を読む →
易子先生が引いた卦
第16卦
雷地豫
らいちよ
易子
このニュースを読んで、わたしはすぐに「雷地豫」を思い浮かべたの。
雷地豫——「建侯行師」の卦
雷地豫。第16卦。上が震(雷)、下が坤(地)。雷が大地の上で鳴り響き、万物が動き出す。
豫の卦辞はこう言うの——「建侯行師に利ろし」。諸侯を立て、軍を動かすに良い、という意味よ。
易が何千年も前に書いたこの言葉が、今のポーランドの話にそのまま当てはまるのが面白いでしょ? トランプ大統領は、ナブロツキ氏という「諸侯」を立て——ホワイトハウスに招き、選挙で支持し、約束を交わして——そして「行師」、軍を動かした。
戦略より先に「信」がある
注目すべきはね、増派の理由が「NATO戦略」でも「ロシアの脅威」でもなく、「ナブロツキ氏との良好な関係」だったということ。
普通の外交分析なら「個人的関係で安全保障を決めるのは危うい」と批判するかもしれない。でも易の見方は違うの。
豫の卦が教えるのは、備えとは「信頼できる相手を先に決める」ことから始まるということ。誰と組むか。誰を諸侯として立てるか。そこが定まって初めて、軍は動ける。
逆に言えば、信なき軍は動かせない——豫はそう読める卦でもあるの。
易子先生のひとこと
欧州では「米軍が減る」と警戒していた国が多かったわ。でもポーランドは違った。ナブロツキ氏がトランプ大統領との関係を丁寧に育てていたから。
豫の時代は、誰と信頼を結んでおくかが問われる。国家も、人も、同じことよ。動く前に、信を積む——雷地豫は、そういう卦なの。