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易のいろは

第31卦〜第64卦/34卦

下経とは

下経(げけい)とは、一般的に用いられる『周易』の卦序で、第31卦から第64卦までの34卦をまとめた部分です。

第31卦の沢山咸に始まり、第64卦の火水未済で終わります。卦番号・卦名・読み・上卦と下卦を見ながら、気になる卦の詳しい解説へ進めます。

下経の位置づけ

卦番号
第31卦〜第64卦
掲載数
34卦
最初の卦
第31卦 沢山咸
最後の卦
第64卦 火水未済

六十四卦を前後の二つに分けたとき、下経は後半にあたります。第1卦から第30卦までの30卦は上経です。ここでは、一般的な『周易』の卦序に沿って掲載しています。

下経の始まりにある咸・恒を、人の関わりや関係の持続に結びつけて読む伝統的な解釈があります。ただし、下経にも雷を表す震、山を表す艮などが含まれます。下経が人間関係だけ、上経が天地自然だけを扱うわけではありません。 参考:『周易正義』咸卦の注疏

下経は、第63卦の水火既済に続く、第64卦の火水未済で終わります。『序卦伝』は、物事が尽きないことと未済で終わる並びを結びつけて説明しています。これは卦序を読む伝統的な解釈です。 参考:『周易経伝集解』巻32所収の『序卦伝』

上経・下経は『周易』本文の区分です。上卦・下卦は、一つの六本の卦を構成する上側・下側の三本を指します。

下経34卦一覧

第31卦から第64卦までを番号順に掲載しています。卦名を選ぶと、各卦の意味や原典、六爻の解説を読めます。

  1. 第31卦

    沢山咸

    たくさんかん

    上卦
    兌(沢)
    下卦
    艮(山)
  2. 第32卦

    雷風恒

    らいふうこう

    上卦
    震(雷)
    下卦
    巽(風)
  3. 第33卦

    天山遯

    てんざんとん

    上卦
    乾(天)
    下卦
    艮(山)
  4. 第34卦

    雷天大壮

    らいてんたいそう

    上卦
    震(雷)
    下卦
    乾(天)
  5. 第35卦

    火地晋

    かちしん

    上卦
    離(火)
    下卦
    坤(地)
  6. 第36卦

    地火明夷

    ちかめいい

    上卦
    坤(地)
    下卦
    離(火)
  7. 第37卦

    風火家人

    ふうかかじん

    上卦
    巽(風)
    下卦
    離(火)
  8. 第38卦

    火沢睽

    かたくけい

    上卦
    離(火)
    下卦
    兌(沢)
  9. 第39卦

    水山蹇

    すいさんけん

    上卦
    坎(水)
    下卦
    艮(山)
  10. 第40卦

    雷水解

    らいすいかい

    上卦
    震(雷)
    下卦
    坎(水)
  11. 第41卦

    山沢損

    さんたくそん

    上卦
    艮(山)
    下卦
    兌(沢)
  12. 第42卦

    風雷益

    ふうらいえき

    上卦
    巽(風)
    下卦
    震(雷)
  13. 第43卦

    沢天夬

    たくてんかい

    上卦
    兌(沢)
    下卦
    乾(天)
  14. 第44卦

    天風姤

    てんぷうこう

    上卦
    乾(天)
    下卦
    巽(風)
  15. 第45卦

    沢地萃

    たくちそう

    上卦
    兌(沢)
    下卦
    坤(地)
  16. 第46卦

    地風升

    ちふうしょう

    上卦
    坤(地)
    下卦
    巽(風)
  17. 第47卦

    沢水困

    たくすいこん

    上卦
    兌(沢)
    下卦
    坎(水)
  18. 第48卦

    水風井

    すいふうせい

    上卦
    坎(水)
    下卦
    巽(風)
  19. 第49卦

    沢火革

    たくかかく

    上卦
    兌(沢)
    下卦
    離(火)
  20. 第50卦

    火風鼎

    かふうてい

    上卦
    離(火)
    下卦
    巽(風)
  21. 第51卦

    震為雷

    しんいらい

    上卦
    震(雷)
    下卦
    震(雷)
  22. 第52卦

    艮為山

    ごんいざん

    上卦
    艮(山)
    下卦
    艮(山)
  23. 第53卦

    風山漸

    ふうさんぜん

    上卦
    巽(風)
    下卦
    艮(山)
  24. 第54卦

    雷沢帰妹

    らいたくきまい

    上卦
    震(雷)
    下卦
    兌(沢)
  25. 第55卦

    雷火豊

    らいかほう

    上卦
    震(雷)
    下卦
    離(火)
  26. 第56卦

    火山旅

    かざんりょ

    上卦
    離(火)
    下卦
    艮(山)
  27. 第57卦

    巽為風

    そんいふう

    上卦
    巽(風)
    下卦
    巽(風)
  28. 第58卦

    兌為沢

    だいたく

    上卦
    兌(沢)
    下卦
    兌(沢)
  29. 第59卦

    風水渙

    ふうすいかん

    上卦
    巽(風)
    下卦
    坎(水)
  30. 第60卦

    水沢節

    すいたくせつ

    上卦
    坎(水)
    下卦
    兌(沢)
  31. 第61卦

    風沢中孚

    ふうたくちゅうふ

    上卦
    巽(風)
    下卦
    兌(沢)
  32. 第62卦

    雷山小過

    らいさんしょうか

    上卦
    震(雷)
    下卦
    艮(山)
  33. 第63卦

    水火既済

    すいかきざい

    上卦
    坎(水)
    下卦
    離(火)
  34. 第64卦

    火水未済

    かすいみざい

    上卦
    離(火)
    下卦
    坎(水)

八卦の組み合わせとして見る

一つの卦は、陰と陽の六本の爻でできています。下の三本が下卦、上の三本が上卦です。爻は下から上へ数えます。

たとえば第31卦の沢山咸は、上卦が兌(沢)、下卦が艮(山)です。八卦を上下に組み合わせることで、六十四卦の構造を確かめられます。

次に読む

前半の上経を見直すか、六十四卦全体の一覧へ戻って、別の卦を探せます。

卦の並びを学んだら、問いを立てて一卦を得る体験もできます。

実際に一卦を立てる
参考資料