2026年6月1日
台風6号・沖縄最接近を易で読む
水天需——雲が空を覆う時、易は「待て」と言う
▌ 今回の時事
台風6号が発達しながら北上し、6月1日夜に沖縄本島に最接近。最大瞬間風速45メートル、トラックが横転するおそれのある暴風が予想される。その後3日にかけて西日本から東日本へ接近する見込みで、四国・近畿では24時間に300ミリの大雨の可能性も。暴風・高波・土砂災害・河川氾濫に厳重警戒が呼びかけられている。出典:元記事を読む →
易子先生が引いた卦
第5卦
水天需
すいてんじゅ
2026年6月1日
水天需——雲が空を覆う時、易は「待て」と言う
▌ 今回の時事
台風6号が発達しながら北上し、6月1日夜に沖縄本島に最接近。最大瞬間風速45メートル、トラックが横転するおそれのある暴風が予想される。その後3日にかけて西日本から東日本へ接近する見込みで、四国・近畿では24時間に300ミリの大雨の可能性も。暴風・高波・土砂災害・河川氾濫に厳重警戒が呼びかけられている。出典:元記事を読む →
易子先生が引いた卦
第5卦
水天需
すいてんじゅ
易子
台風が来る。沖縄が暴風域に入った。そういう時、易はどの卦を見せるか——わたしは迷わず「需」を引いたの。
水天需——雲が天に満ちる、待機の卦
水天需。第5卦。上が坎(水・雲・危険)、下が乾(天・力・明晰)。天の上に雲が覆いかぶさっている形よ。雨は今にも降り出しそう。でも、まだ降っていない。
「需」の字は「待つ・求める」という意味。雲が天に満ちている時、大地はただ雨を待っている。台風が沖縄に近づいている今、わたしたちもまた「需」の時にいるのよ。
「飲食宴楽」——家の中で、ただ待て
需の象辞にね、こんな言葉があるの——「雲天上に上る、需。君子以飲食宴楽」。
空に雲が満ちている時、君子は飲み食いして楽しく過ごす——これが需の正しい過ごし方よ。
台風が来た時にやるべきことは、無理に出かけることでも、不安で動き回ることでもない。備えを整えたら、安全な場所で飲み食いして、ただ待つ。「飲食宴楽」は怠惰じゃないの。嵐の中で正しい場所にいること、それ自体が行動よ。
需の本質——正しい時まで動かない
需の卦辞はこう言う——「需は孚あり。光亨。貞吉。大川を渉るに利し」。誠実さがあれば、大きな困難も乗り越えられる。ただし「貞吉」——正しくあることが条件よ。
最大瞬間風速45メートル。1日に1か月分の雨。これは「大川」よ。乗り越えられる——でも、正しく待てた人だけが渉れる。
易子先生のひとこと
毎年台風が来るたびに、わたしは思うの。自然の力というのは「坎(水)が天に満ちる」状態で、人間がどうこうできるものじゃない。
需の時に君子がすることは一つ——正しい場所で、正しく待つこと。
どうか皆さん、安全な場所にいてください。台風が過ぎれば、また晴れるの。それも易が知っていること。