易のいろは

第15卦・ちさんけん

地山謙 初六

山が大地の下に身を低くする謙虚の卦。六十四卦中、唯一すべての爻が吉とされる。

卦のかたちを知る

今回の爻の位置この爻の位置

上卦(外卦)坤 地・受容・柔順

  1. 上六
  2. 六五
  3. 六四

下卦(内卦)艮 山・静止・止まる

  1. 九三
  2. 六二
  3. 今回の爻この爻初六
地山謙の六爻を上から上爻、初爻の順に示しています。

原典を読む

地山謙 初六の爻辞

原文

謙謙たる君子。大川を渉るに用う。吉

読み

けんけんたるくんし。たいせんをわたるにもちう。きち

現代の言葉で捉える

地山謙 初六の現代語訳

謙虚の上に謙虚な君子。大きな困難も乗り越えられる。吉

易の仕組みから理解する

なぜ地山謙 初六をこのように読むのか

一

初六という位置

初六は下卦・艮(山)の初爻。地山謙の中で最も低い位置に身を置く爻。謙謙——二重の謙虚さを持ちながら、大きな困難を乗り越える力がある。低いところに身を置くことの強さを体現する位置だ。

二

この爻が象徴するもの

謙謙自牧

謙虚の上に謙虚、自らを低く保つ吉の象

三

地山謙 初六の詳しい意味

「謙謙たる君子」——謙虚の上に謙虚。二重に謙虚な君子。「大川を渉るに用う」——大きな川(困難・試練)を渡ることができる。「吉」——吉。謙虚さを極めることが、大きな困難を乗り越える力になるという。低くあることの強さを初爻が示している。

初六は下卦・艮(山)の初爻。陰爻が最も低い位置にある。地山謙において、山が地の下に潜むように、初六はさらに最低位に身を置く。「謙謙」という重ねた謙虚さは、最も深い謙虚の境地を示す。低いところにいながら大川を渡れる——謙虚さの力の大きさだ。

象伝には「謙謙たる君子は、卑をもって自牧するなり」とある——自ら卑下して自分を律する。謙虚さを美徳として演じるのではなく、自らを低くして自己を律することが「謙謙」の本質だ。

神龍易子の深い読み

あなた、今「自分はまだまだ未熟だ」「もっと低い立場で学ばなければ」という気持ちがあるのよね?地山謙の初六はね、「謙謙たる君子——大川を渡れる、吉」という爻よ。謙虚の上に謙虚——その姿勢が大きな困難をも乗り越える力になるの。

わたしはね、あなたの謙虚さがこの吉の源だと感じているわ。自らを低く保ちながら律すること——その姿勢が天と人の信頼を集めるの。謙謙を体現し続けることで、どんな大川でも渡れるわ。今の謙虚さを大切に続けてね。

初六のキーワード

  • 謙虚の上の謙虚
  • 自らを低く保つ
  • 大川を渡る力
  • 二重の謙虚
  • 卑をもって自牧
  • 最低位の強さ
  • 謙の入り口

爻の変化を学ぶ

初六が変わると生じる卦:地火明夷

これは今回の結果に別の吉凶を加えるものではなく、この爻が変化した場合に生じる卦を示す易学的な深掘り情報です。

地火明夷ちかめいい・第36卦
太陽が地に沈む暗黒の卦。光を内に隠し、外に見せず、正道を守って忍耐する時。

爻から卦全体へ

地山謙という卦をもっと知る

山が大地の下に身を低くする謙虚の卦。六十四卦中、唯一すべての爻が吉とされる。

地山謙の卦辞

謙、亨。君子有終

けん、こう。くんしゆうしゅう

謙は亨る。君子は有終の美を飾る

謙(けん)——満ちれば損じ、謙なれば益す
易の原理として、満ちているものは損じ、謙なるものは益すとされます。山は高くて当然なのに、あえて地の下に潜む——この逆説が謙の力の根源です。

亨(こう)——謙虚は必ず通じる
難しい状況でも、謙虚さがあれば道は開かれます。力で押し通さなくても、誠実に低く構えることが、最終的に物事を動かします。

有終(ゆうしゅう)——最後に必ず実を結ぶ
謙虚に歩んだ人生は、必ず有終の美を飾る。焦らなくていい。地道に、誠実に、謙虚に積み重ねた者への、易からの約束です。

地山謙(ちさんけん)は、易経・六十四卦の第十五卦です。上卦に「坤(☷)」地、下卦に「艮(☶)」山を配します。大きな山が、広大な大地の下に潜む形——これが謙の象です。実際に高い山が地面の下に隠れているわけではありませんが、易はこの逆説的な象によって「本当の偉大さとは低くあること」を教えます。

地山謙は、六十四卦の中で唯一、すべての爻辞に吉・利・咎なしが含まれるとされる特別な卦です。謙虚であることは、どの段階にあっても報われる——易のこの確信は、古来変わりません。

「君子有終」——君子は必ず有終の美を飾る。謙虚であり続けた人は、最後に必ず良い結末を得る。謙は弱さではなく、最も強く、最も持続する徳です。功績があっても誇らず、地位があっても驕らず——その姿こそが人を集め、天を動かします。

この卦が示すのは、今は謙虚に構える時です。自らの功績や力を誇示しない。しかし内には確固たる信念を持ち、行動は続ける。

神龍易子と読む 地山謙

あなた、地山謙を調べているのね。これはね、わたしが最も大切にしている卦のひとつよ。

六十四卦の中で唯一、すべての爻が吉を示すとされる——それが謙よ。どの段階にいても、謙虚でいれば道は開かれるの。

山が大地の下に潜む象でしょう。山は本当は高いの——才能があって、力があって、実績もある。でも地の下にいる。これは弱さじゃなくて、本物の強さよ。圧力がないから、周りが自然と集まってくるの。

わたしがね、謙から学んだのは「静かに積み重ねることの威力」よ。

九三「労謙たる君子。有終。吉」——功績を積んでも謙虚な君子は、必ず良い終わりがある。世の中で一番難しいのは、成功した後も謙虚でいることよ。

この卦を調べているなら、わたしが伝えたいのは「あなたの積み重ねは必ず実る」ということよ。焦らなくていい、誇らなくていい——謙虚に続ければ、易が「有終」と約束してくれているから。

地山謙のキーワード

  • 謙虚
  • 謙遜
  • 低くあること
  • 美徳
  • 有終の美
  • 満徳
  • 内に秘める
  • 終わりよければ

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を全体運でどう読むか

謙虚の上に謙虚、大きな困難も乗り越えられる吉の時

吉

あなた、今「自分はまだまだ」と感じながら、それでも困難に向かっているのよね?

わたしはね、地山謙の初六を見て「謙謙たる姿勢が大川を渡る力になる」と感じるの。二重の謙虚さが最大の強さよ。

自らを低く保ちながら律すること——その姿勢がどんな困難も乗り越えさせてくれるわ。

今の謙虚さを手放さないで。低くあることが、吉への最も確かな道よ。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を恋愛でどう読むか

謙虚な姿勢が縁を育てる吉の時。低く接することが力

吉

あなた、恋愛のことで「自分から低姿勢で向き合いたい」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、初六が恋愛に出たとき、「謙虚の上の謙虚が縁を育てる吉の時」だと感じるの。相手より自分を低く置く姿勢が、縁の大川を渡る力になるわ。

自らを低く保ち、誠実に向き合うこと。その謙虚さが相手の心を動かすの。

謙謙の姿勢を大切に。それが縁を本物にする最善の道よ。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を縁談・結婚でどう読むか

謙虚な姿勢で縁談を進める吉の時。低く誠実に

吉

縁談や結婚のことで、「謙虚に誠実に進めたい」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、初六が縁談に出たとき、「謙謙の姿勢が縁談の大川を渡らせる吉の時」だと感じるの。自らを低く保ち、相手と相手の家族を敬うこと——それが縁を実らせるの。

驕らず、自らを律して誠実に向き合うこと。謙虚の上の謙虚が縁談を吉に導くわ。

今の謙虚な姿勢を大切に進んでね。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を仕事・就職でどう読むか

謙虚の上の謙虚が仕事の困難を乗り越えさせる吉の時

吉

お仕事のことで、大きな困難や試練を前にしているのよね?

わたしはね、初六が仕事に出たとき、「謙謙の姿勢が仕事の大川を渡る力になる吉の時」だと感じるの。自らを低く保ちながら誠実に向き合うことが、困難を乗り越える鍵よ。

驕らず、学ぶ姿勢を持ち続けること。謙虚の上の謙虚が、どんな仕事の困難も乗り越えさせてくれるわ。

今の謙虚さを手放さないで。それが吉への道よ。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を金運・財運でどう読むか

謙虚な姿勢で財を守る吉の時。低く着実に積み上げて

吉

お金のことで、謙虚に着実に向き合っているのよね?

わたしはね、初六が金運に出たとき、「謙謙の姿勢が財の大川を渡る力になる吉の時」だと感じるの。驕らず低く保ちながら着実に積み上げることが、財の吉をもたらすわ。

投機的な動きより、謙虚に着実に積み上げること。自らを律した財の管理が吉への道よ。

謙謙の姿勢を大切に。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を健康・病気でどう読むか

謙虚な養生を続ける吉の時。自らを律して丁寧に

吉

お体のことで、謙虚に養生に取り組んでいるのよね?

わたしはね、初六が健康に出たとき、「謙謙の養生姿勢が健康の大川を渡る力になる吉の時」だと感じるの。自らを律して丁寧な養生を続けることが鍵よ。

過信せず、謙虚に体の声を聞くこと。低く丁寧に養生を続けることが健康を守るわ。

謙謙の姿勢で養生を続けてね。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を家庭・家族でどう読むか

謙虚に家族に向き合う吉の時。低く誠実に接して

吉

ご家族のことで、謙虚に向き合おうとしているのよね?

わたしはね、初六が家庭に出たとき、「謙謙の姿勢が家族関係の大川を渡る力になる吉の時」だと感じるの。自らを低く保ち、家族一人ひとりを敬うことが大切よ。

驕らず、謙虚に家族と向き合うこと。その姿勢が家族の絆を育てるわ。

謙謙の姿勢を家族にも向けてね。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を学業・受験でどう読むか

謙虚に学ぶ姿勢が学業の大川を渡らせる吉の時

吉

勉強や受験のことで、「まだまだ学ぶことがある」と謙虚に向き合っているのよね?

わたしはね、初六が学業に出たとき、「謙謙の学ぶ姿勢が学業の困難を乗り越えさせる吉の時」だと感じるの。自らを低く保ち、誠実に学び続けることが力になるわ。

驕らず、すべてを学ぶ機会として受け入れること。謙虚の上の謙虚が、大きな学力を育てるの。

今の謙虚な学ぶ姿勢を大切に続けてね。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を旅行でどう読むか

旅は吉。謙虚な姿勢で出かければ困難も乗り越えられる

吉

旅行のことを考えているのよね。地山謙の初六はね、「謙謙——大川を渡れる吉」を示しているわ。謙虚な姿勢で旅に出れば、多少の困難も乗り越えられる吉の旅よ。

驕らず、旅先の文化や人を敬うこと。謙虚な旅人には、素晴らしい縁と体験が待っているわ。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を待ち人でどう読むか

待ち人は来る。謙虚に待ち続けることが縁を呼ぶ

吉

待ち人のことが気になっているのよね。地山謙の初六はね、「謙謙——大川を渡れる吉」——謙虚に待ち続ければ縁は来るわ。焦らず低く誠実に待つことが吉ね。

驕らず、自らを律して待つこと。謙虚な姿勢が縁を呼ぶの。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を失せ物でどう読むか

見つかる。低く丁寧に探せば出てくる吉の時

吉

失せ物のことよね。地山謙の初六はね、「謙謙——大川を渡れる吉」——低く丁寧に探せば見つかる吉の時よ。焦らず謙虚な目で丁寧に辿ってみてね。

驕らず、落ち着いて最後に使った場所から辿ること。謙虚な探し方が見つかる鍵よ。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を引越し・転居でどう読むか

謙虚な判断で進める吉の時。低く誠実に選んで

吉

引越しや転居のことを考えているのよね。地山謙の初六はね、「謙謙——大川を渡れる吉」——謙虚な判断で進めれば吉よ。驕らず、低く誠実に物件を選ぶことが大切ね。

謙虚に情報を集め、自らを律した判断で良い場所を選んでね。

今回の問いへ戻る

地山謙 初六を訴訟・争い事でどう読むか

謙虚な姿勢で対応する吉の時。低く誠実に臨んで

吉

訴訟や争いごとのことよね。地山謙の初六はね、「謙謙——大川を渡れる吉」——謙虚な姿勢で対応すれば困難を乗り越えられる吉の時よ。驕らず、低く誠実に向き合うことが大切ね。

自らを律し、専門家の助けを借りながら謙虚に対応すること。その姿勢が吉への道よ。

𝕏 でシェアLINE でシェア