易のいろは

第40卦・らいすいかい

雷水解 六三

春雷が冬の氷を解かすように、難が解ける卦。速やかに動き、過去を赦して前進する時。

卦のかたちを知る

今回の爻の位置この爻の位置

上卦(外卦)震 雷・動き・長男

  1. 上六
  2. 六五
  3. 九四

下卦(内卦)坎 水・険難・陥穽

  1. 今回の爻この爻六三
  2. 九二
  3. 初六
雷水解の六爻を上から上爻、初爻の順に示しています。

原典を読む

雷水解 六三の爻辞

原文

負いかつ乗る。寇至るを致す。貞なれど吝

読み

おいかつのる。あだくるをいたす。ていなれどりん

現代の言葉で捉える

雷水解 六三の現代語訳

分を超えた欲が災いを招く。正しくても恥

易の仕組みから理解する

なぜ雷水解 六三をこのように読むのか

一

六三という位置

六三は下卦・坎の上爻。陰爻が陽位に居て位不当。解き放たれた喜びの中で分を超えた欲を持つと、自ら災いを招く恥の象となる位置。正しくても(貞なれど)恥となる危うい位。

二

この爻が象徴するもの

亦醜なるかな

分を超えた欲が賊を招く恥の象

三

雷水解 六三の詳しい意味

「負いかつ乗る」——荷物を背負いながら(小人のすること)、また車に乗っている(君子のすること)。分を超えた二役を同時にこなそうとする。「寇至るを致す」——その矛盾が盗賊(寇)を招き寄せる。

六三は坎(険)の上爻。陰爻が剛位(陽の位)に居て、位不当。分を超えた欲が解の時代の危うさを示している。解き放たれた喜びの中で、分に合わないものを求めすぎる——それが寇(招かれざる災い)を引き寄せる。

象伝には「負いかつ乗れば、亦醜なるかな。自ら寇を致す——誰をか咎めんや」とある——分を超えた欲を持つ者は、招かれざる災いを自ら引き寄せる。誰を責めることもできない恥の象だ。

神龍易子の深い読み

あなた、最近解き放たれた喜びから、少し欲が出てきていないかしら?雷水解の六三はね、「負いかつ乗る——寇至るを致す——貞なれど吝」という爻よ。分を超えた欲が災いを招く時よ。

ここで大事なのはね、解放された喜びの中でこそ、慢心・分を超えた欲には気をつけることよ。正しいことをしていても、分に合わないものを求めすぎれば「亦醜なるかな(なんと恥ずかしいことか)」——自ら招いた災いは誰も救えないの。今は分を守って謙虚に行動して。

六三のキーワード

  • 分を超えた欲
  • 寇を招く
  • 小人の驕り
  • 位不当
  • 自ら招く災い
  • 解放後の慢心
  • 恥の象

爻の変化を学ぶ

六三が変わると生じる卦:雷風恒

これは今回の結果に別の吉凶を加えるものではなく、この爻が変化した場合に生じる卦を示す易学的な深掘り情報です。

雷風恒らいふうこう・第32卦
雷と風が共に動く永続の卦。変わらぬ心・一貫した行動が長い繁栄を生む。

爻から卦全体へ

雷水解という卦をもっと知る

春雷が冬の氷を解かすように、難が解ける卦。速やかに動き、過去を赦して前進する時。

雷水解の卦辞

解は西南に利し。往くところなければ其の来復に吉。往くところあれば夙に吉

かいはせいなんによろし。ゆくところなければそのらいふくによろし。ゆくところあればはやきによろし

解は西南に利し。行く先がなければ素直に戻るが吉。行く先があれば早く動くが吉

解(かい)——解き放たれる
縛られていたものが解ける、凍っていたものが溶ける——これが解の本質です。外からの解放だけでなく、自分の内にある固執・怨み・恐れを「解く」ことも含みます。

夙に吉——速やかに動く
解の時代は、ためらわず素早く動くことが吉。難が解けた好機は長続きしないことがある。「今がその時」と感じたら、迷わず前へ。

赦す——解の最も深い形
「解」は人間関係においては「赦し」を意味します。過去の傷・対立・不満を手放し、相手を赦す——これが最も根本的な「解」であり、次の段階への扉を開きます。

雷水解(らいすいかい)は、易経・六十四卦の第四十卦です。上卦に「震(☳)」雷、下卦に「坎(☵)」水を配します。冬の氷が春の雷雨に解けていく象——長く続いた困難・緊張・停滞が解き放たれ、新しい動きが始まる時です。「解(かい)」は「解く・ほどく・和解する」を意味します。

水山蹇(第三十九卦)が「蹇難・障害」の卦なら、解はその次に来る「解放・解決」の卦——蹇の後には必ず解が来ます。長い冬の後に春が来るように、困難の後には必ず解放の時が来るという易の約束です。

「夙に吉(はやきによろし)」——解の時代は速やかに動くことが重要です。難が解けたとき、ぐずぐず迷っていると、せっかくの解放の好機を失います。また「赦す」ことも解の本質——過去の対立・怨みを赦して、前を向くことが求められます。

この卦が示すのは、困難が解け始めています。速やかに動いてください。そして過去のわだかまりを赦し、新しい関係・状況に向かってください。

神龍易子と読む 雷水解

あなた、雷水解を調べているのね。「解き放たれる」卦よ。蹇の後に解——長い困難の後に、ようやく春が来た象ね。

春の雷が冬の氷を解かしていく——凍っていたものが溶け、止まっていたものが動き始める。あなたの周りでも、今そういうことが起きているのかしら?

「夙に吉」——速やかに動くことが吉。解の時代のポイントはスピードよ。難が解けたときにぐずぐずしていると、その機会を逃してしまう。「今だ」と感じたら、迷わず動いて。

六三の爻辞「負いかつ乗る。寇至るを致す」——背負うべきものを背負いながら、乗るべき車に乗っている。泥棒を招き寄せる象。

これはね、分を超えた欲のことよ。解の喜びの中で、身の丈に合わないものを求めすぎると、かえって招かれざるものを引き寄せてしまう。解放された後こそ、謙虚さを忘れないで。

上六「公、高墉の上に隼を射る。これを獲る。利しからざるなし」——高い城壁の上の隼(障害の元凶)を射落とす。これが解の最高の形よ。問題の根源を明確に見極めて、一撃で解決する——そういう清々しさが解の理想ね。

雷水解のキーワード

  • 解き放つ
  • 解放
  • 春の雷
  • 氷解
  • 赦す
  • 難が解ける
  • 遅滞なく動く
  • 寛容

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雷水解 六三を全体運でどう読むか

分を超えた欲が災いを招く時。謙虚さと分を守ることが大切

小凶

あなた、最近少し欲が出てきていないかしら?解き放たれた喜びから、分以上のものを求め始めていないかしら?

わたしはね、雷水解の六三に「負いかつ乗る——寇至るを致す」を見るの。分を超えた欲は、自ら災いを招き寄せる時よ。

「貞なれど吝」——正しいことをしていても、分を超えていれば恥となる。解放の喜びの中にある今こそ、慢心を戒めて謙虚さを持って。

分を守ること、謙虚であること——それが今の警告よ。

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雷水解 六三を恋愛でどう読むか

欲を出しすぎると縁が壊れる時。分を守った誠実な姿が大切

小凶

あなた、恋愛のことで最近少し欲が出てきていないかしら?相手に対して分を超えた要求をしていないかしら?

わたしはね、この爻が恋愛に出たとき「負いかつ乗る——寇至るを致す」を感じるの。欲を出しすぎると縁が壊れる時よ。

分を守った誠実な姿でいること——それが縁を守るの。相手への過剰な要求・期待を一度見直してみて。

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雷水解 六三を縁談・結婚でどう読むか

縁談で分を超えた要求は禁物。謙虚さが縁を守る時

小凶

縁談のことで、分を超えた条件や要求を出していないかしら?

わたしはね、この爻が縁談に出たとき「負いかつ乗る——貞なれど吝」を感じるの。分を超えた要求は、縁談に寇(招かれざる問題)を招くわ。

謙虚に、身の丈に合った縁談の進め方を心がけて。それが本物の縁を守るの。

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雷水解 六三を仕事・就職でどう読むか

仕事での慢心・分を超えた欲が危うい時。謙虚さが守る

小凶

あなた、仕事で最近少し慢心が出てきていないかしら?分を超えた評価や権限を求め始めていないかしら?

わたしはね、この爻が仕事に出たとき「負いかつ乗る——寇至るを致す」を感じるの。仕事での慢心・分を超えた欲が危うい時よ。

解放の喜びの中にある今こそ、謙虚さを忘れないで。自ら災いを招く前に、分を守った行動に戻ること。

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雷水解 六三を金運・財運でどう読むか

分を超えた欲が金銭の災いを招く時。慢心に注意

小凶

お金のこと、最近少し欲が出てきていないかしら?分に合わない投資や支出を考えていないかしら?

わたしはね、この爻が金運に出たとき「負いかつ乗る——寇至るを致す」を感じるの。分を超えた欲が金銭の災いを招く時よ。

今は慢心を戒めて、身の丈に合った動きを心がけること。貞なれど吝——正しくても分を超えれば恥よ。

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雷水解 六三を健康・病気でどう読むか

回復の喜びから無理をしすぎる時。分を守った養生が大切

小凶

あなた、体が少し良くなってきたからといって、また無理をしていないかしら?

わたしはね、この爻が健康に出たとき「負いかつ乗る——寇至るを致す」を感じるの。回復の喜びから分を超えた無理をすると、再び体を壊す時よ。

謙虚に、分を守った養生を続けること。それが本当の回復につながるわ。

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雷水解 六三を家庭・家族でどう読むか

家庭での慢心・わがままが問題を招く時。謙虚さを取り戻して

小凶

家庭のことで、最近少しわがままや慢心が出てきていないかしら?

わたしはね、この爻が家庭に出たとき「負いかつ乗る——寇至るを致す」を感じるの。家庭での慢心が問題を招く時よ。

家族への分を超えた要求をやめて、謙虚さを取り戻して。それが家庭の解につながるわ。

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雷水解 六三を学業・受験でどう読むか

少し成果が出て慢心しやすい時。驕らず続けることが大切

小凶

勉強のことで、最近少し慢心が出てきていないかしら?少し成果が出たからといって驕っていないかしら?

わたしはね、この爻が学問に出たとき「負いかつ乗る——貞なれど吝」を感じるの。慢心が学びを妨げる時よ。

驕らず、謙虚に学び続けること——それが学問の正道よ。

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雷水解 六三を旅行でどう読むか

旅での慢心が危うい時。謙虚に丁寧に行動して

小凶

この時期の旅はね、「負いかつ乗る——寇至るを致す」の象よ。旅先での慢心・分を超えた行動が危うい時よ。

謙虚に丁寧に行動すること。分を守れば、旅の問題を避けられるわ。

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雷水解 六三を待ち人でどう読むか

相手は分を超えた欲から問題を抱えている可能性あり

小凶

待っている人はね、「負いかつ乗る」の象——分を超えた状況にいる可能性があるの。だから来られないのかもしれないわ。

もう少し時間がかかるかもしれないわね。気長に待って。

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雷水解 六三を失せ物でどう読むか

分を超えた欲からしまい込んだ可能性。正直に探して

小凶

失ったものはね、「負いかつ乗る」の象——思いがけない場所にある可能性があるわ。

正直に、心当たりを一つひとつ確認してみて。慢心せずに探せば出てくるわよ。

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雷水解 六三を引越し・転居でどう読むか

分を超えた条件を求めず慎重に進める時

小凶

引っ越しや移転のことはね、「負いかつ乗る——貞なれど吝」の象よ。分を超えた条件や欲張りな選択が後の問題を招くわ。

身の丈に合った選択を心がけて。謙虚さが吉をもたらすわ。

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雷水解 六三を訴訟・争い事でどう読むか

欲を出しすぎると争いが長引く時。慎みが大切

小凶

争いごとはね、この時期「負いかつ乗る——寇至るを致す」の象よ。分を超えた要求が争いを長引かせたり、新たな問題を招く時よ。

要求を身の丈に合わせ、慎みを持って進めること。それが争いを早く解く道よ。

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