坎は水を象徴する卦。深い谷や激流のように、険しさ・困難・深淵を表します。しかし水が低いところへ流れながらも前進するように、智慧と柔軟さで困難を乗り越える力も意味します。
中爻(中心)のみが陽で、両側を陰に挟まれた形は、危険の真っ只中に真の力が潜む様子を示しています。易経では「坎は陥なり」——穴に落ちることを意味しますが、その穴から抜け出す智慧も坎が持つ本質です。
占いで坎が出るときは、試練の時期を示すことが多いですが、同時に内なる智慧が試される機会でもあります。流れに逆らわず、着実に前へ進む姿勢が活路を開きます。