易のいろは

第24卦・ちらいふく

地雷復 六五

陰の極みから一陽が復る卦。冬至に象徴される、新しい始まりの息吹。

卦のかたちを知る

今回の爻の位置この爻の位置

上卦(外卦)坤 地・受容・柔順

  1. 上六
  2. 今回の爻この爻六五
  3. 六四

下卦(内卦)震 雷・動き・長男

  1. 六三
  2. 六二
  3. 初九
地雷復の六爻を上から上爻、初爻の順に示しています。

原典を読む

地雷復 六五の爻辞

原文

敦復。悔なし

読み

とんぷく。くいなし

現代の言葉で捉える

地雷復 六五の現代語訳

誠実厚実に正道に戻る。後悔なし

易の仕組みから理解する

なぜ地雷復 六五をこのように読むのか

一

六五という位置

五位は君主・中心の位で、最も高い実権を持つ位です。六五は陰爻が陽位(五位)にいて不正ですが、上卦の中央にあり中庸を得ています。誠実・篤実という六五の本質的な徳が、位の不正を補っています。自ら省みる内発的な誠意が「悔なし」の根拠です。

二

この爻が象徴するもの

篤実な自省

誠実厚実に自ら省みて正道へ戻る。悔なし

三

地雷復 六五の詳しい意味

「敦復」の「敦」は篤い・誠実・厚実という意味です。誠実に厚く正道へ戻るということ。六五は陰爻が陽位(五位)に居り不正ですが、上卦(震)の中央に位置し中庸を得ています。その中庸と誠実さによって「悔なし」となります。「敦復」はただ戻るだけでなく、その回帰の姿勢が篤実であることを示しています。

六五は君位(王の位)にありながら陰爻で不正です。しかし誠実・篤実な自省によってその不正を補い、悔なしとなります。地雷復において六五は中庸を以て自ら考え(自考)、誠実に正道へ戻る姿を示しています。積極的な吉ではないが、確かな安定の象です。

象伝は「敦復无悔、中以自考也」と言います——敦復悔なしは、中道を以て自ら考えるから、と。自らの誤りを誠実に、篤実に省みること。外からの強制ではなく、内なる誠意による回帰が「悔なし」をもたらします。

神龍易子の深い読み

あなた、今の状況を誠実に振り返ろうとしているのよね。地雷復の六五は「敦復——悔なし」。篤く誠実に正道へ戻る姿よ。大きな吉ではないけれど、後悔のない歩みができているわ。

わたしはね、六五を見ると「この人は誠実だ」って思うの。表面だけ取り繕うのではなく、内から湧き出る誠意で正道へ戻ろうとしている。その姿勢が悔なしをもたらしているの。地道でも確かな一歩を続けていきなさい。

六五のキーワード

  • 篤実な回帰
  • 誠実な自省
  • 中庸の徳
  • 悔なし
  • 内発的な反省
  • 厚実な正道
  • 自考

爻の変化を学ぶ

六五が変わると生じる卦:水雷屯

これは今回の結果に別の吉凶を加えるものではなく、この爻が変化した場合に生じる卦を示す易学的な深掘り情報です。

水雷屯すいらいちゅん・第3卦
誕生の苦しみを象徴する卦。困難の中にこそ生命力があり、焦らず根を張ることが肝要。

爻から卦全体へ

地雷復という卦をもっと知る

陰の極みから一陽が復る卦。冬至に象徴される、新しい始まりの息吹。

地雷復の卦辞

復は亨る。出入りに疾なし。朋来りて咎なし。其の道を反復す。七日来復す。往くところあるに利し

ふくはこう。しゅつにゅうにやまいなし。ともきたりてとがなし。そのみちをはんぷくす。なのからいふくす。ゆくところあるによろし

復は亨る。出入りに障りなし。仲間来りて咎なし。正道が戻り、七日して陽が復る。進むに利し

復(ふく)——正しい道への回帰
「復」は単なる「戻る」ではなく、本来あるべき姿・正道への回帰を意味します。迷って離れていたものが、自然の力で本来の軌道に戻る——易はそれを「亨る」と称えます。

七日来復(なのからいふく)——必ず戻る
どれだけ遠く離れても、七の周期で陽は戻る。失敗しても、道を踏み外しても——正道への回帰は必ず起きる。この信頼が易の人間観の核心です。

冬至の象——闇の極みが光の始まり
最も暗い夜が、同時に光が戻り始める瞬間。地雷復はこの逆説的な転換点を捉えています。絶望の底にこそ、希望の種が宿っています。

地雷復(ちらいふく)は、易経・六十四卦の第二十四卦です。上卦に「坤(☷)」地、下卦に「震(☳)」雷を配します。六爻の中で最下部の初爻にのみ一本の陽爻——山地剥(第二十三卦)で失われかけた陽が、ここに戻ってきました。これが「復(ふく)」——陽気の回帰・新しい始まりです。

冬至を表す卦として知られています。一年で最も夜が長い冬至は、同時に「今日から昼が伸び始める」転換点——闇の極みが光の始まりです。地雷復はこの逆転の瞬間、小さくともエネルギーが確かに戻ってきた息吹を示します。

「七日来復(なのからいふくす)」——七日(七段階)で陽が戻る。易では一つの周期が完了して次が始まるのに七の単位を用います。正道から外れても、七の周期で必ず戻る——これは人間の本性の回復力への信頼です。

この卦が示すのは、小さくとも新しい息吹を大切にしてください。芽が出たばかりの段階——力を誇示する時ではなく、その芽を丁寧に育てる時です。「出入りに疾なし」——急がず、丁寧に歩んでください。

神龍易子と読む 地雷復

あなた、地雷復を調べているのね。これはね、わたしが易の中で最も好きな卦のひとつよ。

下に小さな一本の陽爻——冬至の朝の、最初の光の筋ね。剥落の時代が終わり、ようやく陽が戻ってきた瞬間。まだ小さい、まだ弱い、でも確かに光は戻ってきた。

「七日来復」という言葉が好きなの。七日——七段階の周期で、正道は必ず戻る。迷っていても、失敗しても、諦めなければ必ず正しい道に戻れる。易からの、最も温かいメッセージのひとつよ。

初九の爻辞「遠からずして復る」——遠くまで行かずに戻る。これが最良の復ね。

間違いに気づいたとき、すぐに引き返せる人——その人が最も賢い。遠くまで行ってしまった後でも復れるけれど、早いほど楽よ。

孔子はね、「顔回(がんかい)は不善あれば未だかつて知らざることなく、之を知りて未だかつてふたたびおこなわざるなり」と言ったの。过ちを知ってすぐに正す——それが復の理想の姿。あなたも今、そこへ戻る力があるのよ。

地雷復のキーワード

  • 回帰
  • 復活
  • 陽の復帰
  • 新生
  • 冬至
  • 七日来復
  • 正道への回帰
  • 希望

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地雷復 六五を全体運でどう読むか

誠実な自省で安定した運気。大きな変化はないが後悔なし

平

あなた、今の自分の在り方や行動を、誠実に振り返っているのよね?

わたしはね、地雷復の六五を見て「敦復——悔なし」の気を感じるの。今は派手な変化を求めるより、誠実な自省と地道な正道への回帰を続けることが大切よ。

大きな吉が来る時期ではないけれど、篤実に歩んでいれば後悔のない安定した運気の中にいられる。焦らず地道に進んでいきなさい。

「悔なし」——それが今のあなたの状態よ。誠実な姿勢を続けることで、安定した基盤が着実に築かれていくわ。

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地雷復 六五を恋愛でどう読むか

誠実な姿勢で関係が落ち着く時期。焦らず丁寧に

平

あなた、恋愛において相手に対して誠実でいようと心がけているのよね?

わたしはね、地雷復の六五を見て「敦復——悔なし」を感じるの。恋愛は今、派手な演出より誠実な姿勢が相手に伝わる時期よ。

大きなアクションより、日々の丁寧な言葉・行動が関係を安定させてくれるの。誠実に自分の気持ちを伝え続けて。

「悔なし」の時期——今の誠実な姿勢を続けることが、長続きする関係の基盤を作ってくれるわ。

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地雷復 六五を縁談・結婚でどう読むか

誠実な姿勢で進めれば後悔なし。焦らず丁寧に

平

あなた、結婚について誠実に、焦らず考えようとしているのよね?

わたしはね、地雷復の六五を見て「敦復——悔なし」を感じるの。結婚は急がず、誠実に自分の気持ちと相手の気持ちを確認しながら進めるのが正道よ。

「敦」は篤い誠実さ。プロポーズも、準備も、誠実に丁寧に進めることが大切。焦って進めると後悔が残るけれど、誠実に進めれば悔なしよ。

地道でも着実に。誠実な歩みが正しい縁を育ててくれるわ。

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地雷復 六五を仕事・就職でどう読むか

誠実な仕事ぶりが評価される時期。地道な努力を続けて

平

あなた、今の仕事を誠実にこなそうと心がけているのよね?

わたしはね、地雷復の六五を見て「敦復——悔なし」を感じるの。今は派手な成果より、誠実な仕事ぶりを積み重ねることが正道よ。

一つ一つの仕事を篤実に、丁寧に。上司や同僚への誠実な姿勢が、着実な信頼を積み上げていくわ。

今すぐ大きな評価は得られないかもしれないけれど、誠実な積み重ねは必ず後悔のない結果につながるの。

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地雷復 六五を金運・財運でどう読むか

地道な誠実な管理で安定。大きな変動なし

平

あなた、お金の管理を誠実に地道にしようとしているのよね?

わたしはね、地雷復の六五を見て「敦復——悔なし」を感じるの。今の金運は、投機的なことより誠実で地道な管理が正道よ。

収入と支出を誠実に把握して、無駄を省く地道な努力を続けて。大きな変動はないけれど、後悔のない安定した家計が築かれていくわ。

篤実な管理が長期的な安定をもたらしてくれるの。焦らず地道に続けていきなさい。

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地雷復 六五を健康・病気でどう読むか

誠実なセルフケアで安定。地道な継続が大切

平

あなた、健康管理を誠実に、地道に続けようとしているのよね?

わたしはね、地雷復の六五を見て「敦復——悔なし」を感じるの。健康は今、地道で誠実なセルフケアが正道よ。

食事・睡眠・運動の習慣を、篤実に続けること。派手な健康法より地道な日常の積み重ねが、後悔のない健康状態をもたらすの。

「悔なし」——今の誠実なケアを続けることが、長期的な健康の基盤を作ってくれるわ。

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地雷復 六五を家庭・家族でどう読むか

誠実な対話で家庭が安定する時期。篤実に向き合って

平

あなた、家族との関係を誠実に、丁寧に築こうとしているのよね?

わたしはね、地雷復の六五を見て「敦復——悔なし」を感じるの。家庭は今、誠実な対話と篤実な日々の行動が正道よ。

大きなイベントより、毎日の誠実な言葉かけや行動が家族の絆を深めてくれるの。地道でも後悔のない家庭を築いていきなさい。

篤実な姿勢が家族からの信頼を積み上げていくわ。焦らず誠実に続けていきなさい。

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地雷復 六五を学業・受験でどう読むか

誠実な努力の積み重ねが実を結ぶ時期。地道に継続して

平

あなた、勉強を誠実に、地道に続けようとしているのよね?

わたしはね、地雷復の六五を見て「敦復——悔なし」を感じるの。学問は今、派手な近道より誠実で篤実な積み重ねが正道よ。

毎日少しずつでも誠実に続けること。ムラなく地道に積み重ねる学習習慣が、後悔のない結果をもたらしてくれるわ。

「悔なし」——今の誠実な努力を続けることが、確かな学力の基盤を作っていくの。焦らず歩んで。

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地雷復 六五を旅行でどう読むか

誠実な準備で問題なし。地道な計画が旅を守る

平

地雷復の六五——「敦復——悔なし」。旅は誠実に丁寧に準備すれば問題なし。大きなトラブルはないけれど、油断は禁物よ。

篤実な計画・誠実な準備が旅を守ってくれるの。大冒険ではないけれど、後悔のない旅になるわ。

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地雷復 六五を待ち人でどう読むか

誠実に待てば来る。焦らず篤実に待って

平

地雷復の六五——「敦復——悔なし」。待ち人は誠実に待てば来るわよ。急いで連絡を取りすぎないで、篤実に待つ姿勢が大切。

焦りは相手を遠ざけることもある。誠実な待ちの姿勢が、最終的に相手を引き寄せてくれるの。

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地雷復 六五を失せ物でどう読むか

誠実に探せば見つかる。地道な捜索を続けて

平

地雷復の六五——「敦復——悔なし」。失せ物は誠実に丁寧に探せば見つかる可能性があるわ。一度で諦めず、地道に繰り返し探してみて。

篤実な捜索が実を結ぶの。焦らず、一か所ずつ丁寧に確認していきなさい。

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地雷復 六五を引越し・転居でどう読むか

誠実な選択で後悔なし。焦らず丁寧に探して

平

地雷復の六五——「敦復——悔なし」。引っ越し先は誠実に、丁寧に探せば後悔のない選択ができるわよ。

篤実な選択基準で一つ一つ確認して。焦りは後悔のもと。誠実に選んだ場所がやがて良い住まいになるの。

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地雷復 六五を訴訟・争い事でどう読むか

誠実な姿勢が有利に働く時期。篤実に対応して

平

地雷復の六五——「敦復——悔なし」。訴訟は誠実な姿勢で対応することが正道よ。過度な強硬策より、篤実な誠意ある対応が有利に働くわ。

専門家(弁護士)の助けを借りながら、誠実に丁寧に進めていきなさい。後悔のない解決が待っているわよ。

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