易のいろは

第41卦・さんたくそん

山沢損 六三

下(自分)を減らして上(他者・天)を益す卦。欲を損じ、誠実さを増すことで真の吉を得る。

卦のかたちを知る

今回の爻の位置この爻の位置

上卦(外卦)艮 山・静止・止まる

  1. 上九
  2. 六五
  3. 六四

下卦(内卦)兌 沢・喜び・悦

  1. 今回の爻この爻六三
  2. 九二
  3. 初九
山沢損の六爻を上から上爻、初爻の順に示しています。

原典を読む

山沢損 六三の爻辞

原文

三人行けば則ち一人を損す。一人行けば則ち其の友を得る

読み

さんにんゆけばすなわちいちにんをそんず。いちにんゆけばすなわちそのともをえる

現代の言葉で捉える

山沢損 六三の現代語訳

三人では一人が余り減る。一人で行けば真の友を得る。純粋な関係の法則

易の仕組みから理解する

なぜ山沢損 六三をこのように読むのか

一

六三という位置

六三は下卦・兌の上爻。三(複数・複雑な関係)は一人を損じる。純粋に一人で向かうことで真の友を得る——損の卦における純粋な縁の法則を示す位置。

二

この爻が象徴するもの

一で疑なし

三人では一人が余り減る。一人で行けば真の友を得る純粋の象

三

山沢損 六三の詳しい意味

「三人行けば則ち一人を損す」——三人で行けば、そのうちの一人が余剰となって減る(一人が外れる)。「一人行けば則ち其の友を得る」——一人で行けば、真の友(本来の縁)を得る。

六三は下卦・兌(沢)の上爻。三は奇数の中でも関係が複雑になる数。三角関係・三者関係は必ず誰かが余剰となる——それが損の法則だ。むしろ一人で向かう純粋さが、真の友・本来の縁を引き寄せる。

象伝には「一人行けば其の友を得る——一で疑なし」とある——一(純粋さ・一対一の関係)に疑いがない。複数の関係より、一対一の純粋な縁が真の友をもたらす。

神龍易子の深い読み

あなた、今人間関係が少し複雑になっているのよね?山沢損の六三はね、「三人行けば則ち一人を損す——一人行けば則ち其の友を得る」という爻よ。三者関係は必ず誰かが余剰になるの。

ここでのポイントはね、「純粋さ」よ。複雑な関係より、一対一の純粋な縁——それが真の友を引き寄せるの。今は余剰な関係を整理して、純粋に一対一の誠実さを大切にして。

六三のキーワード

  • 三人は一人を損じる
  • 一人行けば友を得る
  • 純粋な縁
  • 三角関係の法則
  • 一対一の誠実さ
  • 余剰を生まない縁
  • 一で疑なし

爻の変化を学ぶ

六三が変わると生じる卦:山天大畜

これは今回の結果に別の吉凶を加えるものではなく、この爻が変化した場合に生じる卦を示す易学的な深掘り情報です。

山天大畜さんてんたいちく・第26卦
大きな力を山で止めて蓄える卦。器量・徳・知識を内に深く蓄積する時。

爻から卦全体へ

山沢損という卦をもっと知る

下(自分)を減らして上(他者・天)を益す卦。欲を損じ、誠実さを増すことで真の吉を得る。

山沢損の卦辞

損は孚あり。元吉。咎なし。貞なれば利し。往くところあるに利し。曷の之れ用うる。二簋用いて享すべし

そんはまことあり。げんきち。とがなし。ていによろし。ゆくところあるによろし。なんのこれもちうる。にきもちいてきょうすべし

損は誠実さがあれば大吉。咎なし。正道に利し。簡素な供え物でも誠実なら神に通じる

損(そん)——減らすことの意味
「損」は喪失ではなく、意識的な削減です。余分なもの・欲・執着を手放すことで、本質だけが残る——ミニマリズムの易経版とも言えます。

損して益す——逆説の豊かさ
自らを減らして他を益す行為は、最終的に自分に戻ってくる。施しの原理です。惜しみなく与えること、欲を減らすことが、最終的な大吉への道です。

二簋用いて享す——誠実さが量を超える
豪華な供え物より、二つの素朴な器に込めた誠実な心が神に通じる。損の時代は「多さ」でなく「誠実さ」が問われます。

山沢損(さんたくそん)は、易経・六十四卦の第四十一卦です。上卦に「艮(☶)」山、下卦に「兌(☱)」沢を配します。沢の水が山へと流れ上がっていく象——下(沢)が上(山)を満たすために自らを減らす、損の形です。「損(そん)」は「減らす・損じる・少なくする」を意味します。

「損して益す」——一見損するように見えて、実は益している。下が自らを減らして上を益す——これは単なる損失ではなく、より大きな目的のための自発的な「贈り与え」です。

「二簋(にき)用いて享す」——簡素な供え物(二つの器だけ)でも、誠実さがあれば神に通じる。損の核心は「量」ではなく「質・誠実さ」——少なくても、心がこもっていれば十分です。

この卦が示すのは、今は何かを減らす・手放す時です。欲を損じ、余計なものを省き、誠実さだけを残す。見かけは減っているように見えても、それが真の豊かさへの道です。

神龍易子と読む 山沢損

あなた、山沢損を調べているのね。「損」——減らす卦よ。でも、これは本当は豊かさの卦なの。

沢の水が山へと流れ上がっていく——下(自分)が上(他者・天)を潤すために自らを減らす象ね。

「二簋用いて享す」という言葉が好きでね。簡素な供え物でも、誠実さがあれば神に通じる。損の卦が教えているのは、「量を増やすより、質(誠実さ)を高める」ことよ。何かを手放すことで、本当に大切なものだけが残る。

初九の爻辞「已の事を損じて速に往く。咎なし。斟酌して之れ損す」——自分の事を減らして速やかに人助けに向かう。咎なし。でも状況に応じて損じる量を調整する。

これはね、損の出発点よ。人のために自分を削ることは尊い。でも「斟酌(しんしゃく)」——状況を見て、適切な量を損じる判断力も必要。闇雲に自己犠牲をすれば良いのではなくて、賢く損じることが求められるの。

上九「損せずして益す。咎なし。貞なれば吉。往くところあるに利し。臣を得て家なし」——損じることなく益す段階。これが損の到達点ね。損じ続けてきた末に、もはや損じる必要がない高みに達する——損の卦の最後が、美しくこう締まるの。

山沢損のキーワード

  • 減らす
  • 損じる
  • 下を損じて上を益す
  • 簡素
  • 誠実な供え
  • 欲を減らす
  • 真の豊かさ
  • 捨てる

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山沢損 六三を全体運でどう読むか

複雑な関係より純粋な一対一の縁が真の友を生む時

平

あなた、今人間関係が複雑になっていないかしら?三角関係・複数の縁が絡み合っていない?

わたしはね、山沢損の六三に「三人行けば則ち一人を損す——一人行けば則ち其の友を得る」を見るの。三者関係は必ず誰かが余剰になるの——損の法則よ。

今は複雑な関係を整理して、純粋に一対一の誠実な縁を大切にすること。その純粋さが真の友(本当の縁)を引き寄せるわ。

一で疑なし——純粋な一対一の関係に迷いなく向かって。

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山沢損 六三を恋愛でどう読むか

三角関係を整理して純粋な一対一の縁へ。真の愛が育つ

平

あなた、恋愛のことで複雑な関係になっていないかしら?三角関係・複数の縁が絡まっていない?

わたしはね、この爻が恋愛に出たとき「三人行けば一人を損す——一人行けば友を得る」を感じるの。三角関係は必ず誰かが傷つくの。

今は複雑な関係を整理して、純粋に一人への誠実な縁を選ぶこと。その純粋さが真の愛を育てるわ。

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山沢損 六三を縁談・結婚でどう読むか

複数の縁談より純粋な一つの縁に絞る時が吉

平

縁談のことで、複数の話が同時に進んでいないかしら?

わたしはね、この爻が縁談に出たとき「三人行けば一人を損す——一人行けば友を得る」を感じるの。複数の縁談を同時に進めると、必ず誰かが傷つくわ。

今は一つの縁に純粋に向き合うこと。その誠実さが本物の縁を育てるの。

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山沢損 六三を仕事・就職でどう読むか

複数の案件より純粋に一つに集中する時。真の成果が生まれる

平

あなた、仕事のことで複数のことを同時に進めていないかしら?

わたしはね、この爻が仕事に出たとき「三人行けば一人を損す」を感じるの。複数の案件・関係が同時に動くと、必ず誰かが余剰になって損じるの。

今は余計なものを整理して、純粋に一つのことに集中すること。その純粋さが真の成果を生むわ。

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山沢損 六三を金運・財運でどう読むか

複数の投資より一つに集中する時。分散より純粋な集中が吉

平

お金のことで、複数の方向に分散させようとしていないかしら?

わたしはね、この爻が金運に出たとき「三人行けば一人を損す」を感じるの。分散しすぎると必ず余剰が生まれて損じるわ。

今は余計なものを整理して、一つの確かな方向に集中すること。その純粋さが金運を整えるの。

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山沢損 六三を健康・病気でどう読むか

複数のことを同時に進めず一つに集中する時。体に純粋に向き合って

平

あなた、健康のこと、複数の方法を同時に試して混乱していないかしら?

わたしはね、この爻が健康に出たとき「三人行けば一人を損す」を感じるの。複数の方法を同時にやりすぎると、かえって体に負担がかかるわ。

今は一つの方法に純粋に集中すること。それが体への誠実な向き合い方よ。

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山沢損 六三を家庭・家族でどう読むか

家庭での複雑な関係を整理し純粋な一対一の縁を大切に

平

家庭のことで、関係が複雑になっていないかしら?

わたしはね、この爻が家庭に出たとき「三人行けば一人を損す」を感じるの。複雑な家庭内関係は必ず誰かが余剰になって傷つくの。

今は一対一の純粋な縁を大切にすること。家族それぞれと誠実に向き合って。

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山沢損 六三を学業・受験でどう読むか

複数の科目・方法より一つに絞る時。純粋な集中が力になる

平

勉強のことで、いろんな科目・方法を同時に進めていないかしら?

わたしはね、この爻が学問に出たとき「三人行けば一人を損す——一人行けば友を得る」を感じるの。分散しすぎると力が散ってしまうの。

今は余計なものを整理して、一つの科目・方法に純粋に集中すること。その純粋さが真の学力を生むわ。

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山沢損 六三を旅行でどう読むか

大人数より少人数・一人の旅が真の出会いをもたらす時

平

この時期の旅はね、「三人行けば一人を損す——一人行けば友を得る」の象よ。大人数より少人数・一人の旅が真の出会いをもたらすわ。

純粋な旅が真の縁を育てるの。

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山沢損 六三を待ち人でどう読むか

複雑な関係を整理して一対一で来る縁に向かっている

平

待っている人はね、「三人行けば一人を損す」——複雑な状況を整理して、純粋に一対一であなたのもとへ向かおうとしているの。

もう少し時間がかかるかもしれないわ。でも来るわよ。

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山沢損 六三を失せ物でどう読むか

複数の候補を絞り込んで一つの場所に集中すると見つかりやすい

平

失ったものはね、「一人行けば友を得る」——一つの場所に絞り込んで探すと見つかりやすいわ。

複数の場所を同時に探し回るより、一つに絞って丁寧に探して。

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山沢損 六三を引越し・転居でどう読むか

複数の候補より一つに絞る時。純粋な選択が吉をもたらす

平

引っ越しや移転のことはね、「三人行けば一人を損す——一人行けば友を得る」の象よ。複数の候補で迷うより、一つに絞って純粋に向き合うことが吉よ。

純粋な選択が真の住処の縁を呼ぶわ。

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山沢損 六三を訴訟・争い事でどう読むか

複数の争いを同時に抱えない時。一つに純粋に向き合うことが吉

平

争いごとはね、この時期「三人行けば一人を損す」の象よ。複数の争いを同時に抱えると、必ず余剰な問題が生まれるわ。

今は余計な争いを整理して、一つの本質的な問題に純粋に向き合うこと。それが解決への道よ。

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