易のいろは

第39卦・すいさんけん

水山蹇 六二

山と水が前を塞ぐ障害の卦。正面突破より迂回・仲間・助けを活かして乗り越える。

卦のかたちを知る

今回の爻の位置この爻の位置

上卦(外卦)坎 水・険難・陥穽

  1. 上六
  2. 九五
  3. 六四

下卦(内卦)艮 山・静止・止まる

  1. 九三
  2. 今回の爻この爻六二
  3. 初六
水山蹇の六爻を上から上爻、初爻の順に示しています。

原典を読む

水山蹇 六二の爻辞

原文

王臣蹇蹇。身のためにせず

読み

おうのしんけんけん。みのためにせず

現代の言葉で捉える

水山蹇 六二の現代語訳

王の臣として障害を乗り越え続ける。自分のためでなく使命のために

易の仕組みから理解する

なぜ水山蹇 六二をこのように読むのか

一

六二という位置

六二は下卦の中爻・陰爻中正。蹇の時代においても使命を持って障害を乗り越える誠実な姿が示される位置。自分のためでなく大義のために行動する臣下の美しさがある。

二

この爻が象徴するもの

終に咎なし

使命のために障害を乗り越える誠実な臣下の象

三

水山蹇 六二の詳しい意味

「王臣蹇蹇」——王に仕える臣として、蹇(障害)に蹇(また障害)、幾重にも障害が重なっても進み続ける。「身のためにせず」——自分の利益のためでなく、使命・主君・大義のために。これが六二の美しい姿だ。

六二は中爻・中正。蹇の卦の中で最も誠実な位置にある。蹇の時代にあっても、自分の利益を優先せず、使命のために障害を乗り越え続ける——これが中正の徳の表れだ。

象伝には「王臣蹇蹇は、終に咎なし」とある——自分のためでなく使命のために行動し続ける者は、最終的には咎がない。自己犠牲に見えても、使命への誠実さが守られるのが中爻の力だ。

神龍易子の深い読み

あなた、今すごく大変な状況で、それでも使命感で動いているのよね?水山蹇の六二はね、「王臣蹇蹇——身のためにせず」という爻よ。障害に障害を重ねても、自分のためじゃなく使命のために進み続ける姿。

これはね、蹇の卦の中で最も美しい爻のひとつよ。自分の利益じゃなく、誰かのために、大義のために、困難を乗り越え続ける——その誠実さが「終に咎なし」につながるの。今は辛いかもしれないけれど、あなたの誠実さは必ず報われるわ。

六二のキーワード

  • 使命への誠実さ
  • 自分のためでなく
  • 中正の徳
  • 王臣の道
  • 蹇に蹇ねる
  • 終に咎なし
  • 大義への奉仕

爻の変化を学ぶ

六二が変わると生じる卦:水風井

これは今回の結果に別の吉凶を加えるものではなく、この爻が変化した場合に生じる卦を示す易学的な深掘り情報です。

水風井すいふうせい・第48卦
村が変わっても変わらない井戸の卦。内なる徳という尽きない源泉を涵養し、人に与える。

爻から卦全体へ

水山蹇という卦をもっと知る

山と水が前を塞ぐ障害の卦。正面突破より迂回・仲間・助けを活かして乗り越える。

水山蹇の卦辞

蹇は西南に利し。東北に利しからず。大人を見るに利し。貞なれば吉

けんはせいなんによろし。とうほくによろしからず。たいじんをみるによろし。ていなればきち

蹇は西南(平易な道)に利し。東北(険しい道)には利しからず。大人に会うに利し。正道なれば吉

蹇(けん)——足が不自由
一歩進もうとすると、また別の障害が現れる——それが蹇の状況です。しかし「不自由」は「不可能」ではありません。歩みを遅らせながらも、前には進めます。

西南に利し——迂回の智慧
険しい直路より、遠回りでも平易な道を選ぶ賢さ。プライドより実利を取る——蹇の時代の現実的な選択です。

大人を見るに利し——助けを借りる勇気
蹇の時代は一人で抱え込まず、経験者・信頼できる人の助けを求めることが必要です。助けを求めることは弱さではなく、状況を正確に読んだ知恵です。

水山蹇(すいさんけん)は、易経・六十四卦の第三十九卦です。上卦に「坎(☵)」水、下卦に「艮(☶)」山を配します。前は険しい水(坎)、後ろは険しい山(艮)——どちらを向いても障害がある、足が不自由な状況です。「蹇(けん)」は「足が不自由・歩みが滞る」を意味します。

「西南に利し、東北に利しからず」——西南は平らかな地(坤の方向)、東北は険しい山(艮の方向)。つまり「険しい方向に真っ向から挑むな、平易な回り道を選べ」という指針です。正面突破より迂回・協力・助けを借りることが蹇の智慧です。

「大人を見るに利し」——今は一人で何とかしようとせず、経験ある人・信頼できる人の助けを借りるべき時です。蹇は孤立無援で進む卦ではなく、人の助けを素直に受け入れることを求めます。

この卦が示すのは、今は障害が多い時です。しかし一歩ずつ、迂回しながら、人の力を借りながら進んでください。蹇は必ず解(第四十卦)へと続きます。

神龍易子と読む 水山蹇

あなた、水山蹇を調べているのね。「障害が前にある」卦よ。でもね、蹇は「乗り越えられない」とは言っていないわ。

前は険しい水、後ろは険しい山——どこを向いても行く手が阻まれる状況ね。足が不自由な象よ。

易のアドバイスはね、「西南に行け」——険しい方向に正面から挑まず、平易な迂回路を選べ、ということ。意地を張らなくていい、プライドを捨てて回り道を選ぶことが、蹇の時代の最善の策よ。

六二の爻辞「王臣蹇蹇。身のためにせず」——王の臣として、自分のためではなく王のために障害を乗り越え続ける。

これはね、蹇の時代に最も美しい生き方を示しているの。困難な状況でも、自分の利益のためでなく、大きな使命のために歩み続ける——その誠実さが蹇を貫く力になる。

上六「往けば蹇し。来たれば碩し。吉。大人を見るに利し」——進もうとすると障害があるが、(仲間のもとへ)戻ってくれば大きな成果がある。吉。今は仲間・助けてくれる人のところへ戻る時よ。一人で突き進もうとしないで。

水山蹇のキーワード

  • 障害
  • 足が不自由
  • 前に進めない
  • 迂回
  • 助けを借りる
  • 険しい山と水
  • 蹇難
  • 一歩ずつ

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を全体運でどう読むか

使命のために障害を乗り越える誠実な時。終に咎なし

中吉

あなた、今すごく大変な状況の中にいるのよね。でも、自分のためじゃなく何か大切なもののために動いているのが伝わるわ。

わたしはね、水山蹇の六二に「王臣蹇蹇——身のためにせず」を見るの。障害に障害が重なっても使命のために進み続ける——それがあなたの今の姿よ。

この誠実さはね、必ず「終に咎なし」につながるの。自分の利益を後回しにして大義に向かう姿は、易の世界で最も誉れある行動のひとつよ。

今は辛くても、使命への誠実さを手放さないで。その道を歩み続けることが、この時期の吉なの。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を恋愛でどう読むか

相手のために尽くす誠実さが縁を深める時

中吉

あなた、今相手のために一生懸命になっているのよね?自分より相手を想って動いている——そういう姿が見えるわ。

わたしはね、この爻が恋愛に出たとき「身のためにせず」の誠実さを感じるの。自分の欲や都合より、相手への真心を優先している時よ。

そういう誠実さはね、必ず縁を深めるの。相手の心にも届いているはずよ。

今は自分を後回しにしてでも、誠実に向き合い続けて。その純粋さが愛を育てるわ。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を縁談・結婚でどう読むか

相手と家族のために誠実に動く時。縁は深まる方向

中吉

縁談や結婚のことで、相手やご家族のために誠実に動いているのよね?

わたしはね、この爻が縁談に出たとき「王臣蹇蹇——身のためにせず」の誠実さを感じるわ。自分の利益より縁を大切にする姿が、縁を引き寄せるの。

多少の障害があっても、誠実に向き合い続けること。その姿勢が縁を深めていくわよ。

使命感を持って丁寧に進めて。終に咎なし——きっと道は開けるわ。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を仕事・就職でどう読むか

自分のためでなく使命のために働く時。誠実さが道を開く

中吉

あなた、仕事でとても大変な状況の中にいるのよね。でも、自分の利益じゃなく使命感で動いているのが伝わるわ。

わたしはね、この爻が仕事に出たとき「王臣蹇蹇——身のためにせず」の誠実さを感じるの。たとえ障害が重なっても、使命のために動き続ける——これが中正の仕事の仕方よ。

今は自分の成果や評価より、仕事の本質・使命を大切にして。その誠実さが最終的に道を開くわ。

大変でも、使命への誠実さを手放さないで。終に咎なし——必ず道は開けるから。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を金運・財運でどう読むか

今は金銭より使命・誠実さを優先する時。後に実る

中吉

お金のことで大変な状況にあるのよね。でも、今は金銭的な利益だけを追うより、誠実さを優先する時よ。

わたしはね、この爻が金運に出たとき「身のためにせず」の精神を感じるの。今は利益より使命・誠実さを大切にすること。

焦って利益を求めるより、誠実に動き続けること。その積み重ねが後に実るわ。今は蒔く時期よ。

辛抱強く誠実に。「終に咎なし」——必ず道は開けるから。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を健康・病気でどう読むか

自分より周囲のために動いて消耗気味。適度な休息も必要

中吉

あなた、自分より周囲のために動いていて、少し消耗していないかしら?

わたしはね、この爻が健康に出たとき「身のためにせず」の使い過ぎを感じるの。誠実さは大切だけれど、体を壊しては使命も果たせないわ。

適度に自分を労ることも大切よ。使命のために働くことと、自分の体を守ることは矛盾しないの。

休息をとりながら、無理のない誠実さで動いて。それが長続きする力になるわ。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を家庭・家族でどう読むか

家族のために誠実に尽くす時。自分を後回しにしても吉

中吉

家庭のことで、自分より家族のために動いているのよね?

わたしはね、この爻が家庭に出たとき「王臣蹇蹇——身のためにせず」の姿を感じるの。家族のために障害を乗り越え続ける誠実さが、家庭を守るわ。

今は自分のことを後回しにしても、家族への誠実さを大切に。その姿勢が家庭に安心と信頼をもたらすの。

終に咎なし——あなたの誠実さは必ず家族に伝わるわ。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を学業・受験でどう読むか

障害があっても使命感で学び続ける時。誠実さが力になる

中吉

勉強や試験のことで、大変な状況の中でも諦めずに続けているのよね?

わたしはね、この爻が学問に出たとき「王臣蹇蹇」の粘り強さを感じるの。障害が重なっても使命感で学び続ける——その誠実さが力になるわ。

今は結果より、学ぶことへの誠実さを大切に。その積み重ねが、必ず実力として花開くわよ。

辛くても続けて。その誠実さが、終に咎なしにつながるわ。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を旅行でどう読むか

使命・役割のある旅は困難でも続けるべき時

中吉

この時期の旅や移動にはね、使命や役割が伴う象があるわ。「王臣蹇蹇——身のためにせず」——自分のためでなく、誰かのための旅なのよね?

障害があっても、その使命を果たすために動き続けること。誠実さをもって旅に向かえば、終に咎なしよ。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を待ち人でどう読むか

相手は使命のために障害を乗り越えて来ようとしている

中吉

待っている人はね、今自分のためでなく何か大切なもののために動いているの。だから少し時間がかかっているのよ。

誠実に動いている人よ。もう少し待っていて。使命を果たした後、必ずあなたのもとに来るわ。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を失せ物でどう読むか

誠実に探し続ければ見つかる。焦らず丁寧に

中吉

失ったものはね、誠実に探し続ければ出てくる象よ。「王臣蹇蹇」——障害があっても使命を持って進む姿がここに出ているわ。

焦らず、丁寧に、誠実に探してみて。必ず見つかる時が来るわ。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を引越し・転居でどう読むか

使命・必要性があれば障害を乗り越えて進める時

中吉

引っ越しや移転をお考えなのね。この時期はね、「身のためにせず」——自分だけの都合でなく、家族や仕事の必要性があるなら進める象よ。

障害があっても、使命感・必要性に基づいた行動なら終に咎なし。誠実に準備して進めて。

今回の問いへ戻る

水山蹇 六二を訴訟・争い事でどう読むか

正義のために争うなら続けるべき時。誠実さが守る

中吉

争いごとはね、この時期「王臣蹇蹇——身のためにせず」の象が出ているわ。自分の利益だけでなく、正義・使命のために戦っているのよね?

そういう争いなら、続けることに吉があるわ。誠実さを持って、正道を守って進めて。終に咎なし——誠実な戦いは守られるわ。

𝕏 でシェアLINE でシェア