易のいろは

第13卦・てんかどうじん

天火同人 上九

大きな志のもとに人々が集い、天下に開かれた連帯を結ぶ卦。公明正大が要諦。

卦のかたちを知る

今回の爻の位置この爻の位置

上卦(外卦)乾 天・陽・剛健

  1. 今回の爻この爻上九
  2. 九五
  3. 九四

下卦(内卦)離 火・明晰・文明

  1. 九三
  2. 六二
  3. 初九
天火同人の六爻を上から上爻、初爻の順に示しています。

原典を読む

天火同人 上九の爻辞

原文

同人于郊。悔なし

読み

どうじんこうにおいてす。くいなし

現代の言葉で捉える

天火同人 上九の現代語訳

郊外で人と和する。大志は達せずとも後悔なし

易の仕組みから理解する

なぜ天火同人 上九をこのように読むのか

一

上九という位置

上九は上卦・乾(天)の最上爻。同人の道を歩み切った最後の位置。志(大業の連帯)は完全には達成されなかったが、正道を外れなかったことで後悔がない。都から遠い郊外での交わりは、派手さはなくても清廉さを保った人間関係の象。卦の終わりにあって、静かな諦めと悔いのなさが共存する爻だ。

二

この爻が象徴するもの

郊野和合

野において人と和するが大志には届かない象

三

天火同人 上九の詳しい意味

「同人于郊」——「郊」は都から離れた野外・郊外。人里離れた場所で人と和する。「悔なし」——後悔はない。上九は卦の最上位にあり、連帯の道を最後まで歩んだ位置。しかし「郊」という場所が示すように、真の大業(九五のような深い連帯)には至らなかった。それでも後悔がないのは、正道を外れなかったからだ。

上九は上卦・乾(天)の上爻。卦の頂点にあるが、これ以上進む場所がない位置。同人の道を最後まで歩んだが、志(六二との真の連帯・大業の成就)は完全には実現しなかった。「郊」——都から遠い場所での和合は、外れた縁・閑職・隠遁後の交友を連想させる。派手な成果はないが、清廉な姿勢を保った終わり方だ。

象伝には「同人于郊は志いまだ得ざるなり」とある——志はまだ完全には達成されていない。しかし「悔なし」——後悔はない。大きな夢は叶わなくても、正道を外れずに人と和した人生に後悔はない。これは一種の「清廉な諦め」の境地であり、悔いなき終幕の爻だ。

神龍易子の深い読み

あなた、「大きな夢を持っていたけれど、思ったようにはいかなかった」という気持ちがあるのよね?天火同人の上九はね、「郊外で人と和する——大志は達せずとも後悔なし」という爻よ。目標の高さには届かなかったかもしれないけれど、正道を外れずに生きてきたことに後悔はないの。

わたしはね、あなたに「それでいい」と言ってあげたいわ。志が完全には達成されなくても、正しく生きた道には後悔がないのよ。郊外の静かな人間関係——地味だけれど清廉な縁——それもまた同人(人と和すること)の美しい姿よ。今の自分を肯定してあげてね。

上九のキーワード

  • 志未達の平安
  • 後悔なき諦め
  • 郊外の縁
  • 清廉な終わり
  • 大業には至らず
  • 静かな和合
  • 悔いなき道

爻の変化を学ぶ

上九が変わると生じる卦:沢火革

これは今回の結果に別の吉凶を加えるものではなく、この爻が変化した場合に生じる卦を示す易学的な深掘り情報です。

沢火革たくかかく・第49卦
水と火が対峙し変革を生む卦。時が熟してこそ信じられる革命。正道による変革が後悔を消す。

爻から卦全体へ

天火同人という卦をもっと知る

大きな志のもとに人々が集い、天下に開かれた連帯を結ぶ卦。公明正大が要諦。

天火同人の卦辞

同人于野。亨。大川を渉るに利し。君子の貞に利し

どうじんこうにおいてす。こう。たいせんをわたるによろし。くんしのていによろし

野において人と和する。亨る。大川を渡るに利し。君子の正道に利し

于野(こうにおいて)——天下に開かれた連帯
「野」は広大な野原、つまり天下に開かれた公の場。身内だけでなく、広く公明正大に人と交わることが、この卦の連帯の本質です。

大川を渉る(たいせんをわたる)——困難も仲間と越える
大河を渡るような大きな困難も、同志と力を合わせれば乗り越えられる。この卦は困難を前にして「今こそ仲間と挑め」と告げています。

君子の貞(くんしのてい)——大義のもとに正道を守る
連帯の核心は大義です。個人的な利益ではなく、大きな志・正しい目的のもとに人が集うとき、その力は最大になります。

天火同人(てんかどうじん)は、易経・六十四卦の第十三卦です。上卦に「乾(☰)」天、下卦に「離(☲)」火を配します。天に向かって燃え上がる火の象——火が天へと向かうように、高い志を持って人々が結びつく卦です。

「同人(どうじん)」とは「人と同じくする」「人と和する」こと。重要なのは、この卦の同人は「野において」行われるということです。野とは広々とした野原——つまり、特定の仲間や派閥に限った交わりではなく、天下に開かれた公明正大な連帯を意味します。

下卦の離(火)は明晰・透明を象徴します。この卦の連帯は、隠れた利害や秘密の結託ではなく、太陽の下に照らされた、誰の目にも明らかな公正な協力です。私利私欲ではなく、大きな目標のために集う人々の姿がここにあります。

この卦が示すのは、人と積極的に交わる時です。大きな事業・困難な課題も、仲間と力を合わせれば乗り越えられます。ただし「野において」——公明正大に、開かれた姿勢で。

神龍易子と読む 天火同人

あなた、天火同人を調べているのね。これはね、「一緒に動く」ための卦よ。

同人というのは、ただの仲良しクラブじゃないの。「野において」という言葉がポイントでね、天下に開かれた場所で、公明正大に人と和する——それがこの卦の連帯の質よ。

下の卦が離(火)でしょう。火は明るく照らすものでしょう?この連帯に秘密も不正もない。太陽の下に全部さらしても恥ずかしくない、そういう人との結びつきが今求められているわ。

九三の爻がね、「戎を莽に伏せ、三歳克たず」——謀を巡らせても三年間は克てない、という爻。

これはね、党派的な、秘密の結託は通じないということを示しているの。密かに策を練っても、天の前には通じない。だから天火同人は「野において」——開かれた場で、正々堂々と動けと言うのよ。

九五では「先に号泣して後に笑う」。最初は苦しくても、大きな志を持った者たちは最後に必ず笑い合える。困難があっても諦めないで——それがこの卦からのメッセージよ。

天火同人のキーワード

  • 連帯
  • 協力
  • 大きな志
  • 公明正大
  • 人と和する
  • 志を同じくする
  • 開かれた交流
  • 天下

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天火同人 上九を全体運でどう読むか

大きな夢には届かないが後悔はない。清廉な現状に安らぎを

平

あなた、「目標には届かなかった」「大きな夢を描いていたけれど、思ったようにはいかなかった」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、天火同人の上九を見て「後悔なし——それが今の正直な答え」だと感じるの。大きな成果には至らなかったかもしれない。でも正道を外れずに生きてきたことに、後悔はないはずよ。

「同人于郊は志いまだ得ざるなり」——志はまだ完全には達成されていない。でも「悔なし」——後悔はない。清廉に生きてきた証よ。

今の自分を肯定してあげて。地味だけれど清廉な今の状況に、静かな安らぎを見出してね。

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天火同人 上九を恋愛でどう読むか

理想の恋愛には至らないが縁はある。今の関係を大切に

平

あなた、恋愛のことで「思い描いていた関係とは少し違う」「大きな恋愛には至らなかった」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、上九が恋愛に出たとき、「理想の恋愛には届かないが、後悔のない縁がある」と感じるの。郊外の静かな縁——派手さはないが清廉で誠実な関係よ。

今あなたの傍にいる人や、静かに繋がっている縁を大切にすること。派手ではないが、それが今のあなたに合った縁よ。

後悔なし——今の縁に誠実に向き合うことが吉ね。

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天火同人 上九を縁談・結婚でどう読むか

完璧な縁談でなくても後悔のない選択ができる時

平

縁談や結婚のことで、「理想通りではないけれど……」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、上九が縁談に出たとき、「完璧な縁談でなくても、後悔のない選択ができる時」だと感じるの。郊外の和合——派手ではないが清廉で誠実な縁よ。

理想の高さに届かなくても、正道を外れない選択なら後悔はないわ。今の縁を誠実に育てることが大切ね。

後悔なし——今の選択を肯定して、誠実に進んでね。

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天火同人 上九を仕事・就職でどう読むか

大きな成果には届かないが着実な仕事ができている時

平

お仕事のことで、「大きな成果には届かなかった」「思い描いていた姿とは少し違う」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、上九が仕事に出たとき、「大きな成果には届かないが、着実で清廉な仕事ができている時」だと感じるの。郊外の和合——派手ではないが確かな仕事よ。

目立たなくても、正道を外れず誠実に積み重ねてきた仕事には後悔がないわ。今の仕事を肯定して、着実に続けることが大切ね。

後悔なし——今の自分の仕事に誇りを持ってね。

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天火同人 上九を金運・財運でどう読むか

大富には至らないが堅実な財運。現状を大切に

平

お金のことで、「大きな富には届かなかった」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、上九が金運に出たとき、「大富には至らないが、堅実で清廉な財運がある」と感じるの。郊外の和合——派手ではないが確かな財よ。

正道を外れずに積み重ねてきた財は、後悔のない本物の豊かさよ。今の財を大切にして、堅実に守ることが吉ね。

今の状況を肯定して。清廉な財運に後悔はないわ。

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天火同人 上九を健康・病気でどう読むか

完治は遠いが安定している。焦らず養生を続けて

平

お体のことで、「完全には良くなっていないけれど……」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、上九が健康に出たとき、「完治には至らないが安定している——後悔なし」の時だと感じるの。今の状態を肯定して、焦らず養生を続けることが大切よ。

派手な回復ではなくても、着実に養生を続けてきたことは正道よ。今の安定を大切に守ることが吉ね。

焦らず丁寧に養生を続けてね。後悔のない養生が体を守るわ。

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天火同人 上九を家庭・家族でどう読むか

理想の家庭像には届かないが、今の家族関係に後悔なし

平

ご家族のことで、「理想通りの家庭ではないかもしれないけれど……」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、上九が家庭に出たとき、「理想には届かないが、後悔のない家族関係がある」と感じるの。郊外の静かな和合——派手ではないが誠実な家族の縁よ。

正道を外れずに家族と向き合ってきたことには後悔がないわ。今の家族関係を肯定して、静かに大切にすることが吉ね。

今の家族を肯定してあげてね。清廉な縁に後悔はないわ。

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天火同人 上九を学業・受験でどう読むか

志望校には届かないかもしれないが、学んだことは本物

平

勉強や受験のことで、「目標には届かないかもしれない……」という気持ちがあるのよね?

わたしはね、上九が学業に出たとき、「志望には届かないかもしれないが、学んできたことは本物——後悔なし」の時だと感じるの。郊外での和合——一番ではないかもしれないが、清廉な努力があるのよ。

正道を外れずにコツコツ学んできたことは、どんな結果でも本物の力として残るの。今の努力を肯定してあげてね。

後悔なし——今のあなたの学びに誇りを持って。

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天火同人 上九を旅行でどう読むか

旅は無事に終わる。豪勢ではないが後悔のない旅に

平

旅行のことを考えているのよね。天火同人の上九はね、「郊外での和合——派手ではないが後悔のない旅」を示しているわ。豪勢な旅ではないかもしれないけれど、無事に楽しめる旅になるわよ。

静かで清廉な旅——地味だけれど誠実な体験が後の宝になるの。今の旅を肯定して楽しんでね。

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天火同人 上九を待ち人でどう読むか

待ち人は遅い、または思ったほどでないかも

平

待ち人のことが気になっているのよね。天火同人の上九はね、「郊外での和合——大志には届かないが後悔なし」を示しているわ。待ち人は来るかもしれないけれど、思い描いていたほどではないかもしれないの。

来た時の縁を肯定して、誠実に向き合うことが大切よ。来なくても後悔のない過ごし方をしていてね。

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天火同人 上九を失せ物でどう読むか

見つかるかもしれないが完璧な状態でないかも

平

失せ物のことよね。天火同人の上九はね、「後悔なし」——見つかるかもしれないが、完璧な状態では見つからない可能性があるわ。焦らず丁寧に探すこと。

見つからない場合でも、後悔のない探し方をしてきたなら、それでいいの。今できる探し方を丁寧に続けてね。

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天火同人 上九を引越し・転居でどう読むか

理想の場所とは言えないが後悔しない引越しになる

平

引越しや転居のことを考えているのよね。天火同人の上九はね、「郊外での和合——理想の場所とは言えないが後悔なし」を示しているわ。完璧な物件や場所でなくても、誠実に選んだ引越しは後悔しないわよ。

理想にこだわりすぎず、今の条件の中で最善の選択をすること。そうすれば後悔のない引越しになるわ。

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天火同人 上九を訴訟・争い事でどう読むか

完全勝利は難しいが後悔のない決着になる

平

訴訟や争いごとのことよね。天火同人の上九はね、「大志には届かないが後悔なし——郊外での和合」を示しているわ。完全な勝利は難しいかもしれないけれど、正道を外れずに争った結果には後悔がないの。

今の状況を受け入れながら、誠実に対応し続けること。正道を守った決着は、たとえ完勝でなくても後悔がないわ。

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